お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さん業界のプレス発表

本日、「お母さん業界新聞横須賀版」の創刊プレス発表会が行われた。

2週間ほど前のこと。
せっかく横須賀版を創刊したのだからプレス発表すれば?と、編集長の田中清美に。

「えっ、プレス発表ってアレですか? 私がやるんですか?」と言いながら、
田中は言われた通り市役所の記者クラブに行き、新聞とプレスリリースを投げ込んだ。
すぐに行動するのは田中の取り柄。但し、よくわからないまま、突っ走るのも特技?

神戸から夫の転勤で横須賀へ。
孤独な子育てをした時期もあったが、
地域の先輩お母さんたちに助けられ、4人の子どもを横須賀で産み、育てた。

6年前、お母さん大学に出会い、ペンを持ったことで、
これまでの常識が崩れ、価値観が変わっていった。
一人の母親として、市民として、地域の子育てサークルや、
行政の審議会にも参加したが、何かが違う。
腑に落ちない…。

そんな時に、お母さん大学がいう、「お母さんは支援される人ではない。
アクションする人。お母さん、ペンを持とう!」という言葉が、
田中の胸にストンと落ちた。

「発表の席では、一体何を話せばいいのですか?」と田中。
事前に打ち合わせをし、想定される質問の答えを用意するのが一般的だが、
お母さん大学流は何もしない。
成るように成る。創刊への思いがすべて。

それでも、「明日、メディアの人、誰か来てくれるでしょうか?」と田中から不安げな電話。
「大丈夫。どこも来なかったら寂しいので私が行くよ! 横須賀版を全国版が取材するから」と言って、2人で笑った。

いよいよ迎えた当日。読売新聞、朝日新聞、神奈川新聞、タウンニュース、ジェイコムとメディア5社が来てくれた。
緊張しながらも、創刊の思いを語る田中清美の顔は、清々しく輝いていた。

後半の質問タイムでは、一人の記者から「この時期に、なぜ創刊を?」と鋭い質問が。

「政権も変わり、新しい横須賀がどんな町になっていくのか、母親としても無関心ではいられない。
今が、チャンスかと…」などと、かっこよく語ってくれるかと思ったが、その期待は、見事に崩された。

田中は笑顔で答えた。
「お母さん大学には、毎年、7月30日に、お母さんたちが夢を語り、乾杯する企画があるのですが、
3年前から私、横須賀版をつくりたいと夢を語っていて、つくる、つくると口ばかりで、
これはいい加減マズいかなと思って、創刊しました」。

確かに、私はお母さんたちに、嘘は言ったらダメと教えているが、そのまんま言ったら記事にならないよ。

そんなお人よし編集長だが、なぜか記者さんたちが、やさしい目で見てくれていた気がした。

横須賀中のお母さんを笑顔にしたいという、
一人のお母さんの夢が一歩前進した、記念すべきプレス発表。

それは私にとっても、一つの覚悟であった。

                         (百万母力/VOL110

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藤本 裕子
株式会社お母さん業界新聞社 代表 お母さん大学 学長 お母さん業界新聞 編集長 娘3人、孫4人 大好きなもの:TUBE・温泉・ビール