「お互い様ですから」

母親失格の記事、まだ実は続きがありました。

長男の叫び声を聞いて、我が家の前まで出てきてくれた、組長さん。
心配そうに、道路のところで立っていてくれた。

その渦中、長男とすったもんだしているときは、
「すみません」とだけしか言えず、会釈しただけで、すぐに息子を追いかけて家に入ったので、
せっかく出てきてくださったのに、事情を説明する間もなかった。

組長さんの隣の家の方は、慌てて裏口のドアを閉めていた。
あー、ご近所の皆さんに迷惑をかけて申し訳ない・・・と思いながらも、
そこに注ぐ力はなかった。

しかも、19時半~子供会の班長会議が入っていた。
(今年度は、班長になっているので)
夫は会議が始まるまでには仕事から帰ってくると言ったものの、
「遅れる。息子たち留守番させて、先に行ってていいよ」のメール。
我が家の事態を全く知らない夫は、のんきなもの。

それどころじゃないことをメールし、
かと言って、こんなに泣きじゃくり、怒りまくってるこどもを置いて、
班長会に出られるはずがない。
19時半が過ぎ、20時前になろうとするころ、ようやく夫が帰ってきて、
バトンタッチした。

そして、もう終了するころに参加した班長会議の後、
先ほど心配して出て来てくれた組長さんに電話をした。

兄弟喧嘩がきっかけで、かくかくしかじかの事情で長男が飛び出して行き、叫んでいたこと。
ご迷惑をおかけし、ご心配とお騒がせしたことをお詫びした。

すると、
「とんでもない。お母さん大変ですね。
お疲れ様です。お互い様ですから。
大変でしょうけど、頑張ってくださいね。」

そう言ってくださった。

涙が出るほど、嬉しかった。

あんなことを夜中に外で叫び、ワーワー泣きまくるこどもの声を聴いたら、
このご時世、通報されてもおかしくない。
そんなことをビクビクしながら心配になり、子育てしている時代だ。
私もその一人だ。

でも、このご近所さんたちは、大声が聴こえても、いい意味で
見て見ぬふりをしてくださったのだ・・・そう感じた。

困り果てている母親に、
「お互い様ですよ」「大変ですね」「頑張ってくださいね」
「お疲れ様です」
そう声をかけて頂けるだけで、どれだけ救われるか。

もちろん、日頃からこの組長さんを慕い、こどもたちにも必ず挨拶させ、
組長さんが飼っている犬と遊ばせてもらったりして、
顔の見える繋がりを築いてきていたことが大きかっただろう。
どこの誰だかわかっているから、通報されなかったのだと思う。
改めて、近所づきあいの大切さを感じた。

そして、「お互い様」の気持ち。
本当に嬉しい。

そういう想いで、私も折々おしゃべり会も開いたり、
「お互い様だから」と、友達の子を預かったりしているが、
自分がこうやって実際に言われてみて初めて、
その温かさと嬉しさ・ありがたさに、感謝の気持ちでいっぱいになった。

私も、今以上に、「お互い様だからね」と笑顔で言えるようになりたい。
(アイキャッチ画像は、我が家の草ボーボーの庭にどこからか種が飛んできて、咲いてくれたコスモス)

2 件のコメント

  • 美和子さん、本当によく踏ん張りました!
    子ども会が存続されているのが大変だけど子ども達と大人がかかわり続ける場があるってこと。
    そして日ごろから組長さんとお付き合いされていたことで、今回は家族を理解されていたこと。
    ご近所付き合いは日ごろから相手のことを知っていてこそ、かかわるかそっとしておくかの判断ができます。
    都会ではその関係がなくなってしまったからこそ、通報義務の発令までになってしまいみんなが戸惑う関係から
    脱却できないところにいるように思います。
    できる人ができるところから個人レベルからでも、子育ては共同見守り精神の行動をしていくしかないと
    私は思い続けてています。

  • 続きの記事ありがとう!
    素敵な『お互い様』
    素敵な組長さん
    素敵なご近所付き合い
    ですね(^_^)

    我が家のマンションは遮音性に優れているようで…
    同じマンションの方の生活感をあまり感じられないのです。
    挨拶はするけど、どの部屋の何さんか…
    分かりません(涙)
    来年息子が小学校に入学したら、登校班の方々から人間関係を作りたいな、と思っています。
    そして『お互い様』も(о´∀`о)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    近藤美和子

    岡山県出身。大学は島根。就職は山口。結婚して愛媛へ。 2015年春に、愛媛から福岡に転居し、お母さん大学に出逢いました。 現在、小4と小1のわんぱく息子2人のお母さんをさせてもらっています。主に、小郡・筑前町に配布する地域版~ゆりかご版~を書いています。 音楽療法士として、障がいのある方やこどもたちと関わる仕事をしています。 「お母さん」であることを、悩みもがきながらも、全身全力で楽しみたいと思っています! 好きなことは、自然・美・音楽・読書・ひとり旅・食べること・人と交わること・高校野球です♪