劇団青年座「明日」貴重な生稽古見学へ

劇団青年座×お母さん大学、「お母さん芝居へ行こう!プロジェクト」
劇団青年座公演「明日-1945年8月8日・長崎」

お母さん大学生の尾形さん、松本さんと貴重な生稽古見学&取材へ行ってきました。
劇団青年座の長尾敦さんにご案内いただき、早速、稽古場へ。

生稽古を見学取材できるのはお母さん大学生だけのようですよ!
これは貴重です!!でも緊張(笑)
独特の空気感の稽古場。。
皆さん、気さくに挨拶していただきちょっと緊張もほどけましたが
演技に入ると急に世界が変わって・・さすが役者さんです。

「明日」
長崎の原爆によって当たり前に来ると思っていた「明日」が
来なくなってしまうお話。。。
忘れては行けない戦争の悲劇。。ではあるけれど
お芝居になるとかなりリアルになり辛くなってしまうのではないか
そんな気持ちもありました。

でも、原爆が投下されてからの悲劇を綴るお話はよくあるけれど・・
原爆が投下される前の日常を綴ったお話は・・見たことがない!!

若い2人の門出を祝うシーンや新たな命が生まれようとするシーンも・・
それって遠い昔の悲劇の話ではなく、今、自分たちも生きている日常で
起こっているようなこと!

皆、明日は何が起こるかわからない。。

笑いがあったり、、
ほのぼのするシーンがあったり、、
そんなシーンを見ていると悲劇の明日よ どうぞ来ないで・・と願ってしまう。
そしてそんなシーンだからこそ、悲劇の辛さが際立つような気がする。。

「明日」稽古はまだ始まったばかり。
約40日間の稽古を経て7月の本番公演へ・・

小道具の位置や段取りの細かな確認や演出に対して役者さん達がそれぞれ細かな意見を交換したり。。

「こうやってお芝居が少しずつ熟成されて形になって行くんだなぁ」

・・なんて、そんな場面を今、生で見られてることに感動しました。

1989年の初演から30年。。。
昭和から平成になった頃に初演。
そして平成から令和になった今年、再演!

このお芝居を立ち上げて大切に育てられた原作者の井上光晴氏、脚色の小松幹生氏、
演出の鈴木完一郎氏、3人共、既に亡くなられています。。
当時俳優として出演していた山本龍二氏が今回、演出補として思いを引き継いでらっしゃいます。

年々、戦争を体験した方も亡くなっている今・・
自分も戦争未体験・・もちろん、子どもも・・
演じる役者さん達も未体験の方が多いけれど、あの悲劇を忘れては行けないという思いを大切にされて、
亡くなられた3人の思いも大切にされて再演される青年座さんのあたたかさも感じました。


井上光晴氏の「明日」本。。


助産婦/産婆役の佐野美幸さんが役作りの為に読まれてるという本。(助産婦、前田たまゑさんのことが
記されています。)
役作りの為にいろいろ研究されているんですね。この本も読んで見たくなりました。


稽古場には当時の長崎の地図が貼られていたり。。


松本さんは早速、疑問を山本龍二氏へ聞かれたり・・

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約2時間の生稽古を見学後は今回、看護婦の福永亜矢役の小暮智美さんのインタビューへ


左から尾形さん、松本さん、青年座の長尾さん、女優の小暮さん
(小暮さんはお母さん大学のみそまる作りを体験していただいたことがあるそうです!ありがとうございます。)

初演の時には、臨月を迎えて出産するツル子を演じたそうです。
その時は野々村のんさんが今回小暮さんが演じられる福永亜矢役を演じられていて
今でも、のんさんの演技が印象的で忘れられないそうです。
先輩でも演技に対しては遠慮せず意見を伝えるそうですよ。
今回の長崎の方言は難しくなかったかとお伺いすると方言指導の方の録音を聞いたり
セリフを覚える工夫などもお伺いするとシチュエーションを思い描きながら覚えて行くなど・・
40日間の稽古で少しずつ深いところまで落とし込んで行く・・とのこと。
台本には細かくインデックスが貼られていました!

尾形さんも松本さんも気になること色々聞かれてました!
それぞれの記事をお楽しみに^^


インタビューのお部屋には今までの上演されたお芝居の資料ファイルがたっくさん!


その中に初演の「明日」ファイルもありました。

今日見た稽古の「明日」が7/10〜17の東京芸術劇場シアターイーストの本番の舞台ではどのように熟成されるのだろう
舞台を拝見する明日・・ではなく「未来」がとっても楽しみです^^

劇団青年座の長尾さん、お稽古の合間にインタビューにお応えいただいた小暮さん。
役者の皆さま。スタッフの皆さま。

お忙しい中、取材にご協力ありがとうございました!!

お母さん芝居へ行こう!!


4 件のコメント

  • 山本さん!
    昨日はご一緒出来て
    素敵な時間を過ごせて
    感謝です!
    こうしてまた明日を
    迎えることができる
    私たちは幸せですね

    山本さんならではの
    記事ですね
    うっとり
    読まさせていただきました

    • 尾形さん

      昨日は本当に貴重な体験を共有出来て楽しかったですね!
      まだ未体験のお母さん大学生にも体験してほしいですね。

      明日を迎えることが出来るって幸せ、、、

      本番も楽しみですね。

  • 山本さん

    報告記事をありがとう。
    こういう記事をみると、ワクワクします。
    当日をさらに楽しめそうです。

    青年座さんとはブンナからの出会いですが、
    生のお芝居だけでなく、お芝居を作り上げるところまで体験できるって
    本当にうれしいね。

    どんなこともそうだけど、途中のプロセスが楽しいですよね。

    尾形さんがいうように、
    明日を迎えられることの幸せを感じたいですね。

    お疲れの中、記事報告まで、ありがとうございました。

    • 藤本さん
      貴重な機会をありがとうございました。
      生のお芝居を観るだけでもとても贅沢なことですが
      そのお芝居を作り上げていく過程を見れるのがまた感動ですね。
      こんな機会はなかなかないです。
      今はいろいろな事件も多く、明日を迎えられることの貴重さ、幸せを痛感します!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    山本香

    女、母、紙、絵、音、病、楽、笑、感、 日々、色々いろイロ、カケラージュlife! イラスト制作と同時に日常の捨てられそうなカケラを生まれ変わらせたカケラージュ作品(作家名、石坂香)も制作しています。子どものコトバのカケラも宝物デス ◆作品サイト◆ https://ishizakakaori.wixsite.com/gekko