最後のお遊戯会

今日は、長女の幼稚園のお遊戯会だった。

春から小学生の長女。

3年間通った幼稚園。

最後のお遊戯会だった。

 

 

劇「おむすびころりん」の赤ちゃんねずみ役。

年明けから練習が始まった。

〝はじめのことば〟を言うメンバーにも選ばれ、毎日家でも練習して、張り切っていた。

劇の内容については、最近は「内緒だよ〜」がブームであまり、詳しくは話してくれなかったが、楽しそうに練習が進んでいるのは表情から伝わってきた。

 

 

そして本番の今日。

〝はじめのことば〟は難なくこなせた。

 

年長さんの劇はラスト。

 

お遊戯会の中盤あたりで、役員さんから声をかけられた。

「鼻血がでちゃって…今担任の先生が対応してるけど。心配だったら声をかけにくる?」

と、心配して声をかけにきてくれた。

数日前にも鼻血をだしていたから、またイジってしまったのだろう。

一瞬そのまま様子を見に行こうか迷ったが、私が行って顔を出すと、緊張が解けてわぁ〜と、泣いてしまうのが想像できた。

先生から呼ばれた訳でもないし…担任の先生のことも信頼してお任せできるし、結局、私は長女の教室には行かなかった。

まだ劇まで時間はあるし、鼻血も止まるだろうとも思った。

 

 

そして、劇本番。

 

ビデオカメラをもって、最前列でほかのお母さん達と共にスタンバイ

(うちの幼稚園は出番の時は優先的に最前列で撮影ができる仕組み)

 

幕があくと、すぐに、ねずみの格好をした娘が立っていた。

 

 

左鼻には、ティッシュがつめられている…

 

 

娘は、チラッと客席を見て、すぐにうつむいていた。

私に気づくと、一瞬泣きそうな顔になってしまったが、すぐに目をそらして堪えているのが分かった。

 

たくさんの人たちが見ている前で、鼻にティッシュを入れた状態。

年長さんに成長した娘にとって、すごく恥ずかしいことだろう。

見られたくない…といった気持ちが顔に出ていた。

必死に立ち、今にも泣き出しそうな娘を見て、私もブワッと涙が出そうになった。

 

しかし、ここで私が涙ぐんでどうする!と奮い立たせて、ニコニコ笑いながら娘と目が合うとうなづいて、心でがんばれエールを送り、ビデオを撮り続けた。

 

 

劇が進み、何個か台詞を言ったら、気持ちが落ち着いてきたのか、客席をしっかり見れるようになっていった娘。

最後には笑顔も見れてホッとした。

 

そして、無事にお遊戯会が終わり、園児引き渡しの時。

一瞬、担任の先生とお話しできて、

「劇の前に本人と話して、途中で出ちゃうと困るからティッシュつめとくって本人も納得してくれて。

ちょっと泣いちゃったんですけど、劇の前には気持ちが切り替えられて、頑張ってくれました」

と話してくださった。

私も、

「逆に途中で行かない方がいいかなと判断してお任せしちゃってすみませんでした」

と伝えると、

「お任せしてくださってありがとうございました」

と笑って答えてくださった。

 

娘に

「ちゃんと舞台に立って偉かったね、がんばったね!」

と声かけ褒めると、うんとうなづいた。

鼻血のことには触れてほしくなさそうだったので、それ以上は話さなかった。

 

 

 

そして夜、いつものように、下2人が先に就寝。

ベッドで娘と2人になり、ポツリと話し始めた。

娘「〝はじめのことば〟どうだった?」

私「上手に言えてたよ!」

娘「劇は…鼻血でて悲しかった」

私「そうだね、でもちゃんと舞台に立って偉かったね。先生がティッシュつめとこうって言ったの?」

娘「ううん。どうする?って聞かれて自分で決めた。劇やってるときにまた出たら嫌だったから」

と。

今日の出来事を詳しく、ポツリポツリと話してくれた。

 

自分で決めたんだとびっくりした。

とても子供の立場にたってくれる先生なので、丁寧な関わりをしてくれたんだろうと思う。

 

この記事を、今ここに書くまでは、

“やっぱりあの時、私が教室に様子を見に行って、鼻血が止まってるか確認してティッシュをとってあげれば良かった

そうすれば、娘はみんなの前で恥ずかしい思いせずに済んだのかもしれない”

と、様子を見に行かなかったことを悔やんでいた。

 

でも、今はこう思う。

行かなかったからこそ、娘は涙は流したけど、先生と話し合い中で、自分で決断ができた。

ほんの些細なことかもしれないけど、年長さんの娘にとっては大きな決断だったはず。

 

たくさんの人の前で、ティッシュをつめて恥ずかしい思いをしたかもしれない。

 

思いもしないアクシデントの中、

自分で決めて、それをしっかりとやりとげた娘を誇りに思った。

 

もちろん、劇のセリフも言えてたし、動きもキビキビとても、年長さんらしい成長が見れた。

 

それ以上に娘の成長を感じられた、鼻血事件。

いや、

最後のお遊戯会。

 

娘にとっては、ちょっと切ない思い出になってしまったかもしれないけど。

 

お母さんは誇りに思います。

 

ステキな思い出をまた一つありがとう。

 

 

写真は、

鼻血姿では、将来の娘に怒られそうなので、最近のニッコリ姿を(^ ^)

 

6 件のコメント

  • ひろこさん〜!
    お遊戯会お疲れ様でした。
    朝から泣いちゃいました!
    私もよく鼻血出すタイプだったので、なんだかどちらの気持ちもよく分かって感情移入しちゃって。

    ちょっとだけ恥ずかしい思い出になってしまったかもしれないけど、それでも頑張りきれた娘さんは偉い!
    ティッシュが鼻に入ってるのは嫌かもしれないけど先を見越して、自分で決断できたことも偉い!

    今の私だったら、すぐに見に行っちゃうだろうなぁ。
    そこをグッと堪えたひろこさんも強い。尊敬。

    私も娘を信じてそういう判断が出来るお母さんになりたいし、最後まで頑張れる娘を育てられるようになりたいです★

    • るりちゃん、ありがとう!
      るりちゃんも鼻血出すタイプだったのね、、うちの子もわりと多い。
      しかも大抵タイミングが悪い。
      るりちゃんのお母さんも色々心配してただろうね!
      撮ったビデオもあまり見たがらないよ、、
      時間がたてば消化できるかなぁ。。

  • はじめましてのコメントです。
    お遊戯会で 鼻血が出たら ビックリですよね。前日にも出ていたら粘膜が弱っていたのでしょう。
    緊張ももちろん影響してますね。 その緊張をグッと我慢して良くできました。
    後の先生との対応もバッチリで母子共に頑張りましたね
    一歩一歩の成長が見て取れます。春になると一つお姉さんになるのですね。
    楽しそうな様子がよくわかります。ゆっくりと成長を楽しんでください。

    • ありがとうございます。
      ほんと年長さんになり急激にお姉さんになって心の成長が見れました。
      これからもっとびっくりさせられるんでしょうね。
      対応もバッチリ…と客観的に言ってもらい、ホッとします。

  • いつも長子をよく見てあげられるひろちゃん、いいなぁ、ステキ。
    そこに自分の子育ての始まりがあって、そこに原点があるよね。
    ねぇね、がんばったね。自分の頭で考えて、とってもとっても偉かった。
    小学校へ向けて、体も心も凛と伸びているね!

    • そうそう!長女は全てが初めてだから、やっぱり特別!!
      こんなにも心が成長していることにびっくりしたよ!
      これから小学校になったら、色んな悩みがでてくるんだろうなぁ、、
      そのときは優ちゃんにお世話になります!(^ ^)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    脇門比呂子

    横須賀在住6年目になります。 長女五才、次女三才、長男もうすぐ1才、3人のお母さんやってます! まさか自分が3人の母になるとは?!大好きな仕事を辞めて今は母業に専念中。 どーせやるなら、毎日どっぷり母業楽しみたい!!と思うのですが、実際はそう思うようにはいかず、、悩みも多々、さっかくなので嬉しいことも悲しいことも、悩んだことも記録に残したいと思い、入学しました^_^