読みました!『なぜ共働きも専業もしんどいのか』

『なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造』
中野円佳/PHP新書

 

読みました!!!!

 

 

~主婦がいないと回らない構造~
サブタイトルに惹かれた方も多いかと思います。うんうんと頷きすぎて首がもげるほどだったとか。笑

 

 

 

下記を見て、どう感じますか?

 

P51 「主婦という生き方の選択は自己責任なのか」
・好きで専業主婦をやっているわけじゃない
・好きで専業主婦をやっているんだから、放っておいてほしい

 

P55 「仕事も子育ても」はマガママか
・経済的自立を重視するのか?
・経済的なものでは測れない価値を重視するのか?
これらは常に対で、常に天秤にかけないとダメなものなのか?

 

 

 

この主婦の心境を、世の男性は理解できますか?

 

 

 

 

「そんなん、俺かて、昇格できるかどうか、この案件が上手くいくかどうかで、家庭を支えられるかが決まるんや!」
と言いたい気持ちもわかります。

 

確かにそうです。確かに、日夜働きまくる旦那さんもしんどいです。

 

ただ、その旦那さんの心情というのは、少なくとも、同じ部署や同僚の方は、感じ取っています。同じ釜の飯を食っていれば自然とわかってくるものです。

 

 

しかしながら、家庭内で起きていることは、なかなか外には伝わりません。
伝えない限り伝わらないし、他人が他人の家庭に興味があるとも限りません。
本書でも「孤育て」という言葉が何度も出てきました。

サブタイトルにあるように、構造上の問題であり、個人の力ではどうにも解決できない場合もあります。
ですが、何よりも「知る」ことが最初の第一歩になっていくと思いました。

 

 

「私の大変さは当たり前ではなかったんだ…」と主婦業の簡素化を検討できるかもしれません。
「あの人、あんなに大変だったんだ…」と他人への理解が深まるかもしれません。

 

 

共感できるページ、学びに繋がるページ、たくさんの事例とともに紹介されてあり、それぞれの家庭状況によって響く章が異なるかと思います。
一冊丸々読み切る時間を確保しづらいかと思いますが、前から順番に読まなくても読めるように出来ていますので、気になる箇所から読んでいくのをオススメします!

 

 

目次を見てるだけでも色々と考えさせられますので、一部記載しておきます。

 

 

【目次より】
第一部 なぜ共働きも専業もしんどいのか

1.共働きがしんどい
………20代の専業主婦志向回帰はなぜ?
………サラリーマンが二人では子育てできない
2.専業主婦がしんどい
………主婦業が忙しいから働けない
………専業主婦は後ろめたい?
………「サラリーマンの働き方」には「妻」の支えが不可欠
………教育問題や「社畜」を生んだ「戦後日本型循環モデル」

第二部 主婦がいないと回らない構造

第1章 主婦に依存する日本の会社

1.転職に踏み切れない、早く帰れない男性
………男性こそがはまっているループ
2.主婦を生み出す転勤の仕組み
………地域限定正社員はなぜ解決策にならなかったのか
………配偶者帯同休職制度ができても……
3.「パート主婦」はなぜ値切られるのか
………主婦は「家計補助」としか思われていない
………税・社会保障もネックに

第2章 専業でないとこなせない!? 日本の家事

1.高度化する家事
………機器の導入も 「自分でやる」 ことを増やしている
………家事代行を頼むハードルは「世間体」
2.一汁三菜「おふくろの味」は幻想だらけ
………日本人女性の料理時間は欧米よりも一時間以上長い
3.主婦のアイデンティティと自己納得
………離職によって「家事が生きがい」に変化
………「夫を私的領域で妻に依存させる」というソリューション

1. 「ワンオペ育児」に苦戦する母親
………「子どもと向き合えない」共働きの悲鳴
………「丁寧な子育て」への焦り
2.祖父母頼みは成り立つか
………「祖父母力」を前提にできない
3. 置きざりにされる「保育の質」への不安
………日本の就学前教育への予算が少ない理由
………「三歳の壁」とは何か
4.立ちはだかる「小一の壁」
………「子どもが小学生になると大変」が八割
………「いつまでママキャラでいるつもり?」小一の壁で離職も
ほか

 

私が子育てに向き合ってきて、まだたったの1年半ですが、

・子育ては、毎日がイレギュラーの連続であり、計画通りにいかない
・子どもの感情はコントロールできない
・故に時間もコントロールできない
・各家庭の状況は、様々な要素(親戚との関係性、会社の待遇、会社での人間関係、子どもの元々の気質など)が入り組んでいる。そのために各家庭ごとの理解が必要であり、それぞれへの対応対策が必要である。いっしょくたには決してできない。

 

ということがわかりました。

 

 

理解するうえでの予備知識のためにも、また自分の境遇を言語化して他人に伝えるためにも、このような本をこれからも読み進めていくことが必要だと思いました。

 

 

7月4日には、
『夫婦幻想 子あり、子なし、子の成長後』
奥田祥子/筑摩書房
実在の複数「夫婦」に20年間の密着取材
不安を抱えた夫婦のこれからのあり方とは

 

と、さらに夫婦の関係性に踏み込んだ内容の書籍が発売されるとのことで、次はこちらを読んでいこうと思います。

 

 

また、共有いたします!
以上、現場から中継でした。

4 件のコメント

  • 藤吉さん、読み終わったんですね!
    私はあともう少しですが…考えることが多くてまとまらず。。
    頭の中がとっちらかってます(苦笑)
    なので、読み返そうかなと思っています。
    一筋縄ではいかないことは、よーーーく分かりました(´д`|||)

    • 坂元さん
      めっちゃわかります!
      目次抜いたら、全然量も質も大したことないことを書いてますが、たったこれだけでも読み終えてから1週間かかりました。
      そこが整理できたらこの知識は自分のものになるぞーって思いながら、ひぃひぃ言いながら書きました苦笑

  • 目次をありがとうございます。
    だいたい自分なりに検討しながら楽しめます。
    私が専業主婦時代、夫婦の生き方が古い世代の価値観を奥底に残したままの違和感を夫に感じました。
    そしてそれにもう一つはお互いの育ち方の違いが重なるわけで、夫婦の価値観を整理するためには
    私にとっては役割分担は好都合でした。
    夫はお金を稼ぐことに徹する人であり、私は子育てに徹する人だから社会性を母と子がいかに身に着けるかでした。
    子どもは親を通して社会性をまずは身に着けるのですが、核家族化の貧弱な人間関係がすでに始まっていることに
    私は最初に危機感を感じたのが始まりでした。
    子どもが学校に行き出してから、家庭教育学級,PTAの役員など引き受けながらそこで学校教育の歪さにも
    気がついて専門家の本を読んだり、講演会に足を運んだりと社会の変化を肌で感じていきました。
    その中で強烈に残ったのが、戦後は軍隊システムが見事に学校や社会にピラミッド態勢で動いたということ。
    日本国は日本株式会社になって、夫と妻は正社員の裏表の関係で組み込まれていること…などでした。
    軍人だった父から私は色んな表と裏を読みながら、そんな父が言う言葉はいつも将来を考え続ける人で印象的なのは
    同じシステムは永遠ではない、長くても60年しか持たない・・・という言葉でした。
    それは私に強く残されているからこそ、教育問題も同じように感じていたのでそのシステムのほころびはすでに
    子どもによって出されていたのにもかかわらず、大人が変えるエネルギーを出し惜しみしたということでしょう。
    夫婦も幻想を失くしては成り立ちませんよね。
    幻想から現実に戻って夫婦を立て直していくしかないと私は実感しています。(笑)

    • みっこさん
      おっしゃる通りで、やはり時代背景が大きく関係しているとも書かれておりました!

      お父様、軍の方だったんですね。
      >同じシステムは永遠ではない、長くても60年しか持たない・・・という言葉でした。
      強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ。って言われるように、時代に合わせて自分の幅を広げていかないと生き残れないんですね~。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    藤吉信仁

    大阪生まれ、大阪育ち、東京在住! 3歳♂、1歳♂、1歳♀の三児の父となり、初めて家事育児の大変さを知りました。 全国で活躍するお母さん、色々とご指導ください!宜しくお願いいたします!