1才最後の1ヶ月シリーズ④離乳食より大切なこと

離乳食が始まる頃、市で行う離乳食教室に行った。

 

試食や、離乳食の段階表など、栄養士さんが心を込めてこの会を開いてくれるのが分かった。

お出汁をとったりして、親も健康にね…フムフム。

重湯からね…フムフム。

舌で潰せる感触にね…フムフム。

 

で、帰り道。

 

頭のなか、グッチャグチャ(笑)

 

「え、あの一口のための重湯って、なにサイズの鍋で作るの!おままごと⁉」

「刺身を買ってきて湯引きして…その日は刺身が夕飯か…え、ずっと⁉」

「ペーストにするって、すり鉢どこだっけ⁉」

こんな具合で、まるで新しい習い事でも始めたかのように

離乳食グッズを揃える。

 

当の娘は、色んな味にチャレンジしてくれるものの、

この頃もミルク育児のため、白湯を作っておいたり、

哺乳瓶を除菌しておいたりと、

台所は常に忙しい。

 

お店に並ぶ色んな離乳食のレトルト…

美味しいのかな?でもこれ、ちゃんと赤ちゃんにちょうどよく調理されてるんだもんね…

と、後ろ髪引かれながら、

離乳食指導で言われた、

「レトルトは、旅行やご自分の体調が悪いときにね。基本は手作りです。」

の言葉が頭から離れない。

 

おかゆだけは、ちょっと便利なものを手に入れたものの、

あとのおかずが、だんだんと苦痛に…

思いきって買ってみたレトルトは、よく食べる。

でも、私が作ると、

食べづらかったり、味に慣れなくて、娘も食べられないときたもんだ。

ミルクだけはしっかり飲むが、それも人工のもの。

料理がそれなりに好きなのに、娘に作ってあげたい気持ちはあるのに、

自信喪失で過ごしていた。

 

※めずらしく完食してくれると、嬉しくて写真を撮っていた

 

 

そこで、月に何度も来てくれていた母に

レトルトを使うことへの罪悪感を打ち明けてみた。

手作りをすることにきっと賛成だろうと思って、

何か簡単に、美味しく作れる方法でも伝授してもらえるだろうと。

 

しかし母が言った言葉は、その予想とは正反対だった。

 

 

「そんなことに時間かけるくらいだったら、あおいタンと遊ぶのに時間使いなさいよ。」

 

え?

 

しかもそのあと、娘に

「ね~。」とか言ってる。

 

それに時間と体力を費やして、子どもと遊べなくなってしまうくらいだったら

やめてしまえっていうこと。

レトルトでもなんでもいいから、食べることが大事。

 

やっぱり、母はすごい。

人間を育てると、いらないもの、本当に大切なものが見えてくるんだなぁ。

 

 

かなりそれに唖然としながらも、

その日からレトルトも使うようにした。

 

きっと、食のことは色んな考えがあると思う。

そうは言う母も、小さい頃の私には添加物から遠ざけ、有機農法のものしか食べさせなかった。

だから私も、娘の食べ物を決める立場として、頑なになっていた。

 

でも大切なことは、

お母さんが毎日笑顔でいることだった。

 

簡単な果物の離乳食や、母の力も借りながら離乳食を進めて、

娘は何でも食べるようになった。

それどころか、酸っぱいトマトを好んだり、

有機農法の野菜には、格別の反応をしたり、味覚も研ぎ澄まされているのが分かる。

※有機農法の畑(SHOFarmさん)にて、じゃがいもにかぶりつく。

 

ちゃんと、イイものを分かる能力が備わっているので、

食べ物にも貪欲になった。

 

 

小さな山や、大きな山を乗り越えながら、

私の子育ては進行中。

真面目にやろうとしていたことを、後悔もしていないが、

母にそう言ってもらってよかったと思っている。

 

 

大切なことは、私が笑顔でいること。

便利なものを上手に使うこと。

 

もうすぐ2歳。

8 件のコメント

  • さすがお母さん!!!
    私も離乳食、途中からガンガンレトルト!
    レトルトしか食べない時期もありました…(懐かしい…)
    こんなでいいの?って心の奥で罪悪感。
    でも今、外食もするし給食も使うけど自宅ではできるだけ、離乳食の時やりたかったことやれてるかも?
    もうすぐ2歳、おめでとう!

    • 母の言葉は、本当に救われた一言でした。
      「そんなんダメよ」と言われるとばかり思い。
      私も途中は、がんがんレトルトでした~。
      そのうち、お母さんのお気に入りレトルトもできちゃうっていう(笑)
      そうですね、色んなものが食べられるようになったら、
      やりたかった献立を一緒に食べられたら(^-^)
      ありがとうございます!

  • 私も手作りご飯を食べてくれないのに、レトルトはよく食べる息子の姿を見て、落ち込んだりイライラしたりした時期がありました。
    レトルトばっかり食べさせていて、ダメ母かも私…と凹んだ事も。
    確かに栄養、無添加にこだわる事も大切だけど、それ以上にお母さんが笑顔でいる事、食事の時間を楽しむことの方がもっと大切かも、と最近思うようになってきました。
    2歳、おめでとうございます^_^

    • そうなんですよね。
      レトルトをあげながら、ふと余計なことが頭に浮かんで。
      何か悪いことでもしているかのような。
      でもそれはほんの少しの時期であって、これからずーっと私のご飯で育つこの子に
      今だけ助走タイムをもらったことにしました(笑)
      楽しむのは簡単じゃないかもしれないけど、ふとした時の自分の笑顔に
      よしこれだ!と、思い直しました(^-^)
      ありがとうございます。

  • お母さんが笑顔であれば、すべてよし!

    いいお母さんで良かったね。

    みんな、通って来た道で、悩んだり、失敗したり

    そして、わかることがあるんです。

    わが子との大事な時間、1分でも楽しんで。

    もちろん、食も大事だけど、ほどほどに。

    大事なことは、感謝していただくこと。

    それがあれば、大丈夫。

    笑顔でいっぱいになあれ!

    • ありがとうございます。
      「やるときはとことんやれ」タイプな母がとことんやれと言ってくれたのが
      娘と遊ぶことでよかったです。
      いつか大きくなった娘と、レトルトを改めて食べてみようの会をしてみようかなと思いました。
      自分を大きくしてくれた全てのもの、ことに、感謝できる人に育てていきたいです。

  • 情報を自分の中に受け入れ、そのあとではもう一度自分の頭で整理しなおすことの大事さがあります。
    経験者は誰でもその道を通りながら、後輩の姿に過去の自分を重ねて言葉を発してくれますね。
    真面目な頭は頑なさに変身するところがあってね、それを柔らかい頭になるようにという先輩の思いがあります。
    一生懸命になることはいいことだけど、ストレスも加味されるから手作りにはそこを気をつけようってことですよね。
    ストレスのかかった離乳食はいくら手作りでも子どもには不味いになりますからね。
    笑顔の母を目指すために何が大切かを時々立ち止まることが育児にはあります。
    いい記事でした。

    • 公共の指導は一貫したことを話すことが前提だとは思うのですが、
      なかなかこれがお母さん仲間と悩んだところでした。
      手抜きをすることになると思えるのが、何とも心が痛むこところ。
      でもそのうち、いつもこんなに頑張っている私たちだもの。と、言って
      お母さん仲間と「レトルトも良いよね」と
      言えたとき、そのお母さんとひとやま越えた気がしました。
      ありがとうございます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    吉村優

    横須賀支局新米の吉村です。 2016年11月生まれの娘と、ジャイアンツ命な年上夫、 そしてサザエさんみたいな私の3人家族です。 海風と、アメリカの風薫る横須賀に住んでいます。 笑えた日も泣ける日も、みなさんと共有出来たらと思っています。(^-^)