親の幸せ

子供の幸せが親の幸せっていうけど、
わたしには全然ピンとこなかった。

例えば、
子供が運動会のかけっこで一位取れたとか
なにかできなかったことができるようになったとか
子供が結婚するとか(まだ遠いけど)
それはそれでよかったなぁとは思うけれど、
自分のことのようにうれしいとかっていうのとは違うよなぁと
漠然と感じていた。

わたしは親としての幸せを感じられないんじゃないか?
=子供の幸せをきちんと喜べないんじゃないか?
=そんな親の元で育つ娘たちは幸せか?
という不安を伴って。

「子供を信じること」(田中茂樹/大隈書店)
「お母さんはしつけをしないで」(長谷川博一/草思社文庫)

この本を読んでから、必要と思っていたしつけの言葉を意識して止めてみている。
(内容は省略します)

ごはん食べなさい
全部食べたらデザートたべていいよ
好きなテレビは朝は見ないよ
お菓子は食べ過ぎだからもうおしまいだよ
もう寝る時間だから絵本はおしまいね
もう泣くのおしまいだよ

そうして、
自分の要望を親に受け止めてもらえたときの
子供の気持ちを想像してみる。
それは、自分が子供だったときの気持ちを思い出す作業でもある。

実家はしつけの厳しい方の家庭で、
上のようなことはもれなく言われてきたし、
したいことの制限は多かったと思う。

何かしたいことをダメだと言われたとき、
それはもちろん悲しかったけど、
それよりもっと悲しかったのは
お母さんに「したい」という気持ちを
受け止めてもらえないことだった。

お母さんに気持ちを分かってほしかった。
「そうなんだね。そう思うんだね。」
ってただそういってもらえば
よかっただけなんだけど、
なかなかそうはならなかった。

そのまま大人になり、親になった私がいて、
子供の気持ちに寄り添えるようになりたいと
思いつつも、気がつくと
毎日を時間通り回すことに気をとられて
子供には注意と指示ばかりになっていたように思う。

注意と指示を極力やめて
子供の気持ちを想像してみると、

テレビ楽しいな
ごはん食べたくないな
お菓子おいしいな
だっこ!っていったらお母さんがすぐ
だっこしてくれてうれしいな

子供の顔がどんどん楽しそうになってくるし
私も嬉しくなってくる。
同時に、子供時代の自分の欠乏感も満たされて
癒されてくる。

強制されないことの気楽さ、
自分の気持ちをカットしたり
押し込めたりしなくていい伸びやかな気持ち

大人になってもなかなか自分のことを
大切にできなかった私。

子供を通して、
過去の自分と今の自分を幸せにしている。

3 件のコメント

  • 素晴らしい蘇り日記です。
    親から受けた躾を大人になってもう一度振り返ることができた余裕があなたにあったということ。
    自分の子ども時代を子育てしながら点検することは生きなおしができるということですから。
    気づきの大切さは色んな物事の中に発見した時心が動きますね。

    • 池田さん
      ありがとうございます。
      おそらく、私の母と同じ世代でいらっしゃると思うのですが、
      母から褒められたような気持ちになりました。
      (母とは日頃連絡もとっていますが、こういうことはなかなか冷静に話し辛く…)
      生き直しなんて、あり得ない奇跡のようなチャンスを、子供たちと一緒に楽しみたいと思います。

  • こんにちは。
    私も子どもの頃、結構厳しい家で育ったので、テレビを見ちゃダメ、宿題をちゃんとやりなさい、おやつばかり食べちゃダメ、等、楽しい事を制限される事が多かったなぁという事を思い出しました。
    出産後は、のびのび自由に子育てしたい!という意気込みを持っていたものの、気がついたら子どものやる事なす事あれこれ制限していて、子どもの意思を尊重した子育てが全然出来ていない、と反省する毎日でした。
    そんな時、長谷川博一さんの「お母さんはしつけをしないで」を私も読んだのですが、目からウロコでした。子どもの意思を尊重することは、甘やかしとは全然違うのだ、と知り、あれこれ制限しなくても良いんだ、無理に子どもの思いをねじ曲げてしつけようとしなくて良いんだ、と知って、育児が少しラクになった気がします。
    子育てでも人間関係でも、相手の気持ちを想像して関わってみる事はとても大切だと痛感しました。
    お子さんの気持ちを大切にした竹内さんの子育て、とても素敵だと思います。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    竹内未佳

    3歳と1歳の娘のお母さんを奮闘中。もっとお母さんを満喫したくてMJになりました。子供と一緒に今を生きるお母さんになりたいと思います。