ホウキの音に思い出す

3年前まで果物屋だった、現在はお母さん大学大阪支局の拠点として使用している場所。

普段はシャッターを閉めているけど、隙間から土ぼこりや枯れ葉が入ってくる。

今日は大阪版5月号が届く日で、宅配便屋さんを待つ合間にホウキで掃除。

シャッシャッ、シャッシャッ!

化繊ホウキ独特の音を聞くとたくさんのことを思い出す。

昔はちょっと違った木の繊維のホウキの音だったかな。

果物を紙袋やビニール袋に入れる音、天井からぶら下げてあったカゴにある小銭をジャラジャラと触る音。「ちょっと~!美味しいみかんちょうだいや」「いらっしゃい~」「おおきに」「またくるわな」「元気やった?」お客さんと父や母の声まで聞こえるよう。

バスや車の音、人の声、自転車の音。お向かいの幼稚園の子どもたちの声も響いていた。

いろんな人の人生がこの前で交差していた。

今は隣にあった市場もなくなり、寂しくなった地域だけど、ホウキの音を聞くと今も目の前にすぐ見えるように思い出す。

写真の方が手っ取り早いような気がするけど、音って思うよりも身体に沁みついているんだなぁ。

子どもたちの身体にはどんな音沁みついているんだろう。

ふとしたとき、思い出すのはどんな風景だろう。

 

ABOUTこの記事をかいた人

宇賀佐智子

大阪の宇賀佐智子です。25歳社会人長男・22歳大学生長女の母。大阪エリア版を創刊しました!食と児童書を二大柱に、子育てが楽しくなる大阪、誰もが子どもたちの未来を考える大阪、美味しい楽しい大阪を目指します♪