危機は突然ではない

報道されている事件などを見ていると、人間の優しさと恐ろしさが繰り返えされている。

日ごろ優しい人がある日突然恐ろしい人になるなんてことはありえない。

子どもが生まれたら親は、特に母親は子どもに願うことの一つの代表的なものが「優しさ」

掘り下げて考えることなく、瞬間的に優しさを求めることが一昔前にあった気がする。

なぜ母親は「優しさ」を求めるのだろうか・・・

男中心主義の世の中にあって、女は抑圧の歴史であったのか?

その抑圧の中でも女たちは生き抜いてきたわけで、子を産み育てるのが大事な役目であった。

自分が家族の中で受けた環境がどのように子育てに影響するか・・・

そのことが今盛んに取り上げられているようだが、すぐに目からうろこの人もいれば、まったく響かない人もいるわけで、だから難しいのが人間でもある。

攻撃的な子どもが増えていく時代に求められたのが「優しい子」

なぜその子たちが攻撃的なのかを議論しないし、深堀したくないのが多数派なのは目先にとらわれる人が多いからと私は思っていた。

人に優しい子が求められ,そんな優しさを受け入れていく子どもの中に、自分を偽り続けて育つ優しい子が出てくる。

攻撃は悪だと決めつける風潮もおかしい話だ。

アンパンマンのアンパンチが攻撃的だから・・・と騒がれ出したらしい。

絵本を書き換えていく話は昔からあったが、議論することは大切だと思うがもう一方で母たちの敏感すぎる子どもへの影響も考えなくてはいけない。

私の子ども時代、政治家が少年にナイフで刺された事件で「ナイフはアブナイから子どもに持たせない」が広まり、いつの間にか鉛筆をナイフで削ることはなくなり鉛筆削りが主流になった。

ナイフは凶器にもなるが、切るために大事な欠かせない道具であるという真実を忘れないこと。

絵本には愛と残酷さを組み合わせたものもあり、正義と悪の闘いもありそれを子ども達はドキドキしながら本の中に入り込むわけだが、絵本から毒を抜こうという母たちの思いは要注意。

大人になるためには色んな経験をしながら、失敗をしながら、自分の生きる軸を作っていかなければいけないけれど、そこに優しさだけを求める母はもう一度しっかり考えてほしいと思う。

今の時代はSNSの使い方が問題だからこそ、もう一度プラスマイナスを深堀したいものだ。

 

 

 

 

4 件のコメント

  • 池田さんこんにちは(^^)

    優しさだけを求めるのは気を付けなければ、とても考えさせられました。

    もちろん優しい子に育ってくれたらお母さんは嬉しい。
    でもその優しさの先にある、誰の/何のためかは本人しか分からないですね。
    子どもには子どもの人生があって、優しさをどう選択するかは本人次第。
    優しさと反対にある冷たさだって、使わなければ生きられない時だってあるでしょう。

    SNSによってアンパンチ論争というワードが将来も残ってしまいます。
    様々な意見が出ることは否定しませんが、
    今とっても楽しく観ている2歳の娘が将来知ったらどんな気持ちになるのかな・・・
    これだけは残念でなりません。

    • 山田さん
      コメントありがとうございます。
      時代が大きく変わろうとする中に私たちは今生きています。
      戦争の後にやっとつかんだ平和な時代が70年以上も続いてきたことは、幸せな時代に巡り合ったと思っています。
      ですが、またきな臭い雰囲気が漂い始めて心配になることも出てきました。
      子ども達の世界においても、大人の問題が映し出されるからこそ私達お母さんとしては分断せずに学びあえる関係を
      作っていく努力が必要だと思っています。
      議論は問題提起として尊重されるのですが、否定が主流になるとおかしな方向に向かうな・・・とアンパンチ問題では思いました。
      とはいえ、私は詳しいことは知らないからこの程度しか言えません。

  • まだ大人の複雑な心を理解できにくい子ども達には善悪の相対的な見方も必要でしょう。
    大きくなるに従って理不尽な物事と接していきながら立ち止まって考える事が大切ですね。
    危機は突然 ではない と言うお題は、幼い頃からの環境や大人との関わりの積み重ねを問題視されているようです。
    未成年のいわゆる凶悪事件が その典型でしょう。
    犯した罪は悪質で特に保護教育が必要な少年少女は、鑑別所を経て少年院送りとなります。
    専門教官や時間の不足で なかなか丁寧なケアーが足りていないのが現状のようですが、概ね幼少期の親子関係をたどることで事件の問題の本質が見えてくるようです。
    それほどまでに 幼少期の親子関係が大切ならば、その環境づくりに政府資金を注いで 安定した子育て環境を作る事が一番の国づくりなのですが、長く良しとして伝えられ生活習慣として慣例化した 男尊女卑や 子どもの権利などについては、まだ国民に浸透してはいません。 そんな中で、お母さんがペンを取り記事を書き 仲間を作って 身の回りの不自由さや日々成長し楽しくもあるが悩ましくもある子育てを 言語化し 文章化する事は、市民からのボトムアップする事で有り、お母さんからの民主化ではないでしょうか。
    お上 日の丸に期待するのも方法ですが、当事者からのつぶやきが それぞれのお母さんの自覚と成長につながると思います。
    日々の生活に笑いがあり工夫が有れば危機はあっても 乗り越える やり直す事は可能でしょう。
    突然の危機にうろたえる事なく 仲間との居場所と 知恵と工夫に満ちた このお母さん大学こそ安心して子どもたちの成長を見守り育む場所でありたいものです。

  • 積さん
    上半期の報道を思い起こしながら、どの年代においても問題だらけだと感じてしまいます。(笑)
    年より問題、中高年問題・・・この問題が噴きだしているからね。
    先延ばしする癖は国民も国家も似たもの同志。
    まずはお母さんが「希望を持つために仲間を作ろう」からだと思います。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    池田美智子

    読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 60代後半になると、努力することの必要性を実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学とコーラスです。