強烈な個性のお子さんを育てているお母さんへ。

昨日、娘がお友達のお弁当をむしり取ってひとくちもやらずに完食してしまう事件が起きました。

私の感情。

娘を制すことが出来なくて恥ずかしい。

何でこの子はこんなに強情なのかと、困惑。

叩きたい。力ずくで言うこときかせたい。

 

その感情と戦いながら、どうにか冷静に冷静に。

娘の気持ちにフォーカスしていました。

 

理由はあります。

・お友達とお弁当を食べようとおばあちゃんと話していたこと

・私が少しの間バイトで外に出ていて2回目の場所に置いていかれて、楽しそうに遊んでいたらしいけど、少なからず我慢とストレスがあったこと

・自分のお弁当は昨日はあったけど、今日はないとわかって、悲しい気持ちになったこと

・私が帰って来てホッとして、甘えが爆発したこと

・お友達がお弁当を開けて食べようとして、かわいい顔が描いてあるオムライスで、どうしても食べたくなったこと

 

そんな理由が重なって、私が「じゃあ持ってるお菓子と交換してひとくち食べさせてもらったら?」と、つい言ってしまって、それから何がなんでも離さない態度で、急いで完食してしまったのです。

もちろん、その間、説得しようと甘い言葉厳しい言葉、いろいろたくさん言葉かけをしました。

ダメなのはわかっていました。

誰に似たのか、頑固で諦めが悪く執着がひどい。

けれど、これまで、たくさんの人に「いいよいいよ」と言ってもらい、娘のわがままを許してもらって来ました。

甘い汁をたくさんたくさん吸って来ました。

 

「大丈夫よ」と笑ってくれたお母さんに平謝りし、お友達をギュッと抱きしめ「お弁当食べたかったよね。本当にゴメンね。許してね」と背中をさすって謝りました。

ごめんなさいもありがとうも頑なに拒否し、どうしようもない娘をどうにか車に乗せて、そのあとキレました。

「〇〇ちゃんの悲しそうな顔見た?!!

お母さんが〇〇ちゃんのために一生懸命作ったお弁当よ!!

なんであんたが食べなんとよ?!

おかしかろー???!」

娘は泣きながら黙って聴いていました。

「にこがこれがしたい!アレがいい!って言い張って、たくさん許してもらって来たけど、その陰であんな風に悲しい気持ちになるお友達がたくさんおるとよ!!

今日の〇〇ちゃんの顔、覚えておきなさい!!!!!」

 

感極まって泣きそうになり、運転に支障が出るところでした。

運転しながら怒るのはやめましょう。

 

「悪いことしたってわかる?」

頷く娘。

「今度〇〇ちゃんに会ったら、ごめんなさい言える?」

頷く娘。

 

そのあと、旧友たちと集まってのランチの約束をしていました。

その前に仲直りしようと言って、ギュッとハグしてお店に行きました。

 

娘たちが友達の子たちと遊んでる間に、事の顛末を話したら、

「それ、ダメやろ。どげんしてでもやめさせなんやろ」

と言われてしまいました。

 

ホントにそう。

それが出来なかったから情けなくて、私が甘過ぎるからかと自分を責めたくなりました。

静かにしなきゃいけない環境だったにせよ、お弁当を取り上げ蓋をしてお母さんに渡して、サッサと退散すべきでした。

 

帰ってから夫にも話したら、「怒りたくなけど、怒ることも必要」と。

「ダメなものはダメやけん」

「にこの気持ちを考え過ぎてしまって、大人の都合もあって、にこに我慢させてしまっていたのがわかったから、その場では強く怒れなかった」と話しました。

「強烈な個性やけんねー。我慢はさせたくないけど、それを許してくれない人もたくさんいるよね…」と夫婦一致の考えではありました。

大人に振り回されるのは、子どもたちの試練。

あってはならないことではなく、大人に振り回されずに暮らすことは不可能です。

 

ただ、今だけ。

まだ3歳。

 

体格は5歳くらいでも、心はまだ3歳。

うちの娘は、10回目くらいのイヤイヤ期(笑)

 

内弁慶だったはずの娘が、外でもこれだけ出すようになったのは、安心しているからだろうな。

安心して怒ってる。

安心してイヤなことしてる。

 

自分をさらけ出して愛を確かめてる。

昨日のことは、一生娘の心に残るだろう。

 

強烈な個性を持つお子さんを育てているお母さんへ。

毎日、大好きだよと抱きしめて、どんなに愛情をたっぷり注いでいても、素直な子に育つとは限らない。

ひねくれてて、性格悪くて、人にいっぱい迷惑かけるかもしれない。

なんでうちの子はこんななんだろうと、自分の育て方を悔いるかもしれない。

 

でも!!

その時が来れば、あの時この時を思い出して、その時笑ってくれたみんなの顔を思い出して、自分のことも人のことも大事にできる子に絶対なります!!!

私はそういう子どもたちを何人も見て来ました。

 

でもやっぱり我が子となると闇の中に引きずり込まれる。

自分を責めたくなる。

 

だから、ここに来ました。

このことを忘れないために書きました。

全てを受け止めてくれる仲間に感謝。

 

今、子育てに悩んで、泣きたくなるような日々を送っているあなたにも、たくさんの仲間がいます。

 

子育てに正解はない。

親だって間違う。

 

でも、子育てに間違いはない。

 

その時その時、感じたこと、我が子と話したこと、愛おしい日々、絶望の日々をストックして行って、あぁでもないこうでもないと、我が子と向き合って行くしかない。

 

その事件があったあと、友達とランチに行って桜の隠れ名所に花見に行きました。

この笑顔があれば、いつでも心は上昇する。

それがすべて。

 

〇〇ちゃんに会ったら、ごめんなさいって言えるといいなぁー。

こう思うのも、親のエゴなのかな。

8 件のコメント

  • 親としては苦しい出来事になりましたね。
    それを勇気を出して、色んなお母さん達のメッセージになるように書いてくれてありがとうございます。
    3歳児は自分の感情に添って行動をしてしまう時期なのだから、大人の常識から見たら許せなくなることがあるからね。
    でもさすがに聖子さんだからこそ、子どものその時の状態を分析して対応したのはさすがですよ。
    我が子の突発的な行動に一瞬戸惑うのも親だからこそで、そこで突発的に制止できなかったという反省も大事。
    にこちゃん、お友達に会った時にはもう忘れているかもしれないことも想定してね。(笑)
    だってまだ3才だもの。
    その時には言葉かけをしましょう。「この前、お弁当を食べてしまったことをゴメンねしようね」
    そしてそれに素直に応じたらいいし、応じなかったら「ごめんね、もう次からはこんなことはしないと思うから許してね」と
    聖子さんがにこちゃんを前にして言えばいいと思いました。
    私も娘が3歳頃のよその畑のチューリップを積んできて私に渡した事件を思い出しました。
    娘の気持ちを受け止めながら、話をして一緒にその畑の持ち主を探し出して謝った事件。
    今度覚えているのか確かめて見たくなりました。

    • この記事を長ーく放置してましたが、やっぱり振り返ると、「幼稚園生になる不安」「母ちゃんが短期でもバイトを始めて新しい環境になった不安」が大きかったんだなぁーと改めて。
      今は、園生活も始まり、その不安も解消されて、ものすごく落ち着いています。
      憑き物が取れたように(笑)
      この事件の2日後に、手作りカレーをお詫びにあげて、にこの直筆も混じった手紙を添えて、きちんとごめんなさいも言えました!
      その時は、なんだかスッキリした顔してました☆

  • 涙が出ましたー!
    普通だったら、ダメ!って取り上げちゃうんだろうけど。
    子どもの気持ちが分かる聖子さんだからこその辛い思いだったんだろうなと思います。
    きっと聖子さんとにこちゃんの周りには、あったかい人がたくさんで。だから、いいよいいよっていう環境で子育てしてきたのかなあと。
    でも、そこに甘えることなく聖子さんはちゃんと気付きを得てるので。これから、親子で学んでいくんだろうなあと思いました。

    • そうなのー!
      ダメなものはダメってわかっていたけど、環境が怒れる状況じゃなくて、しかもそれをわかってかつけあがって、なおさら怒りに火をつける感じの娘に腹たちながらも、理由があるんだよなぁーとホントに甘い母でした。
      ホントにみーんなにこを甘やかすのよ(笑)
      みーんなにこを大事に思ってくれて、かわいいかわいいって言ってくれてありがたいんだけどね。
      でも、車の中での爆発はきけたみたいで、にこもそんなに怒ることだったんだ!!って少しは感じたような?
      ちゃんとごめなさい言えたし、とんでもないことしたけど、まぁ、ヨシとするかな!って、またまた甘い母(笑)

  • 聖子さんの、にこちゃんの気持ちが分かるが故のもどかしさ、車での爆発、すごく分かります。
    にこちゃんはこれから幼稚園に入って小さな社会に出て、思い通りにいかないことも出てくると思います。にこちゃんにとってはきつい試練もあるかもしれない。心が置いてかれることもあるかもしれない。
    でも、この3年で普通以上の愛情と理解をいっぱい受けて、根っこがめちゃくちゃ強くなってるんですよ。それってすごいですよね。将来無敵ですよ(^ ^)
    外柄を柔らかくするのは、これからこれから。

    • 今のところ、幼稚園は楽しいみたいよ☆
      行きたくないとはまだ言わないかな。
      いつか言うかもしれないけど(笑)
      逆に落ち着きすぎて、家での爆発もない。
      みそらちゃんと遊ぶのがにこの今のモチベーションなの(笑)
      友だちの威力はすごいねー♪
      先生たちも、「少しずつね!」って、温かく見守ってくれてるから安心してる。
      いつか、何か事件が起きそうだけど(笑)

  • 読ませてもらいながら、胸が締め付けられました。
    自分だったらどうしていたか。なにしとんじゃーーー!って取り上げて、大泣きする息子を強制連行でしたでしょうか…。それも良くないんでしょうねぇ…、でも相手の親御さんに対しての行動も取らないと、、、うえーーーーー。。。。
    色んな思いや事情をみなさんお持ちなので、自分の身に起きたら寛大に行くぜと学ばせていただきました!!!!

    • 世間的にも、被害者の気持ち優先で、加害者の気持ちってなかなか考えませんよね。
      でも、そうなってしまった理由が必ずあるんだよなと、どんな痛ましい事件の時もいつも考えてしまいます。
      娘は、体は大きいし主張もハッキリしているので、被害者になることは少ないだろうなと言う予想。
      逆に、加害者体験の方が多いのかもしれないなぁーと。
      それでも、その理由を一緒に考えて、どうしたらよかったのかを見つめ直せる親でいたいと思います。
      みんなが寛大でゆる親ならな…と思ったりしますが、そうもいかない世の中です。
      その社会の泳ぎ方は、小さい時にたくさん失敗して覚えて行くことなので、早いうちにこんなとんでもないことが起きてくれてよかったとは思ってます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    齊木聖子

    25歳で夜間託児所を開業、10年セカンドママやったのち電撃結婚、出産して念願のファーストママになりました。 セカンドママ業にも限界があると感じる昨今。 違う形で、私の活かし方を考えています。 プロフ写真は娘が撮ってくれました☆