ワークショップ 親・・・

年に1度のワークショップ「親を学ぶ・親を伝える」の日でした。

大阪府が資料を作り、それを題材にしながらグループワークをします。

もともとは6人グループでファシリテーターを一人入れて進行していくのですが

人権教育セミナーで幼、小、中のPTA対象で人数も100名ほどと多いため

昨年から方法をアレンジして、4人一組で自分たちで積極的に話し合う形式をとり

ファシリテーターは巡回しながら様子を見守ることにしました。

リーダーが主旨を説明し、話したり聞いたりの守られた空間であることを約束します。

全く見知らぬ人の組み合わせを作り、最初は表情が硬いのでアイスブレイキングで

一気に笑顔になるのが毎回のこと。

二人一組で短い聞く体験は1回15秒という制限で、背中に向かって、向き合うけれど

横を向いたり相槌禁止、最後に顔を見て更に相槌をしながらという3パターンの経験。

その光景が笑顔になっていく様子を見ていてホッとする瞬間。

題材は思春期の娘が8時になっても帰ってこないという心配から夫婦、兄との会話

戻ってきた娘に父の言い放つ言葉などを読み合わせた後、これは一つの出来事の紹介。

この後各人が「子どもと話ができているか?」ということや

「子供の成長でハッとさせられることがあるか?」で話し合います。

グループの様子を見まわる時、一人の男性から声をかけられました。

「僕は独身で子どもがいないんですけど、どうしたらいいですかね?」にとっさに

「じゃ、聴く方に回ってみてください」と伝えると、リーダーが順番に一人ずつ話して

行くように促していたので、「なんでもよろしいので話してみてください」と言ったら

駄菓子やファンシーショップのような店主だと自己紹介されていたので、すぐに私は

このグループに貼り付けになって様子を見ることにしました。

それぞれ4人という話やすさがあって、どのグループも黙っているところなんかは

見受けられず、笑い声さえもあちらこちらで出ている様子です。

最後にリーダーが「皆さんの前で発表してもいいと思われる方・・・」に、私は先ほどの店主さんに声をかけてみたら、立ち上がって自分の店に来る子ども達から学んでいることを話してくださった。

なんでも椅子を3脚ほど出してあり子どもの居場所作りをしておられる様子。

子どもの話も聞いたりする中で感じたこととして、お父さんは酔っぱらって子どもと

アレコレ話すのはいかがなものか・・・と感じられることや、お母さんは上から目線で

子どもに言ってしまうのではなく、お母さんは…思うよというような1人称で子どもに

話してほしいということでした。

もう一人のお父さんが言われたのがみんなの心に入りました。

シングルファーザーであり、自分が子どもの頃父親から「男は泣くな、甘えるな・・・」などと言われて育ち、父になってそのことは言わないで育てようと思ったのに、ある時息子に「甘えるな」とつい言ってしまったら、「じゃ、僕は誰に甘えたらいいの?」という言葉にハッとさせられました。

数少ない男性たち3人が発表してくれましたが、女性は今回は発表がなくそこは少し残念な気がしました。

最後にリーダーがまとめの言葉を言いました。

赤ちゃんの時には肌を離さないで。

幼少期には手を離さないで。

小学生になったら目を離さないで。

中学生になったら心を離さないで。

子育てに必要なことは、安心を与えること、感情を聴くこと、待つこと、

見守ること、失敗したらもとに戻ること、行動できると伝えること、

生きること、そして子育てに喜びを感じることができますように。

コミュニケーションと言われますがそれには

安心できる居場所があること。

聴くというのは相手を認めて尊重すること。

これらが心の交流ができるになるのです。

1時間半という時間の枠の中で、見知らぬもの通しが話して聴いて最後は笑顔で

解散できるワークショップに何とか持っていけてランチはその延長になりました。

 

ABOUTこの記事をかいた人

池田美智子

読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 60代後半になると、努力することの必要性を実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学とコーラスです。