出産後、実家のお世話になる若夫婦は多いと思う。僕ら夫婦もご他聞の漏れず実家に転がりこんだ口である。しかし転がり込む先の実家っていうのは大概母方、ひたらく言えばヨメさんの実家ってことが大半ではないだろうか?
さて、我が両親には六人の孫がいる。出生の順番は実にわかりやすくて、
長男夫婦つまり我が兄のところの 長女・次女・三女・長男
次男夫婦=ワタクシ目のところの 長女・長男
という並びである。このうち、次男夫婦の長女までの五人は、病院からまずヨメさんの実家にお世話になり、ついで我が両親のところに、、、という“ルート”であった。
だが、六人目、早い話がウチの長男だけは病院からまず我が両親のところにやって来た。お義父さんお義母さんも一人くらい、最初に(うちに)来て欲しいんちゃうの?という妻の意向と、受け入れ側の歓待が合致して、出産後足掛け3週間ほどお世話になった。
ボウズの誕生日が近づくと、両親はその三週間のことを、いつでも嬉しそうに語るので、お世話はかけたが少しは親孝行ができたのかな?と妻も満足げである。
そんな背景があるからなのか、ボウズが「おばあちゃん、このあいだしゅずつしためめ(=目のこと)だいじょうぶ?」とか「おじいちゃん、はあ(=歯)いたいのなおった?」などとハガキを出したり電話すると、両親は
やっぱり産まれてから直ぐに来てくれた子やから、一番やさしい
と目を細める。さすが末っ子、愛情のもらい方が上手い!
2010年09月09日 02:50 | 感じたこと | 福田 博規 | コメントする
学校から帰っておやつを頬張りながら「きょうのばんごはん、なにい?」とお母さんに聞く位がっついているので、好物がおかずの日の夕方は、いつも夕御飯の支度がはじまると、“督促”半分手伝い半分で、小1のボウズは台所でうろうろしているそうだ。
今日はまさにその日で、おかずは甘辛く焼かれた、豚肉のしょうが焼きであった。フライパンでたれと一緒に焼かれるその音を聞いて、「雨振ってるみたいや!!」とご機嫌モード全開である。
「こんど雨ふったら、おにく(=豚肉)のあまからやきになるん?」と本気とも冗談ともつかない顔で迫られて、妻は答えに窮しながらも、嬉しそうだった。
2010年09月08日 02:07 | 感じたこと | 福田 博規 | コメントする
小5の娘の班替えと席替え話、
小1のボウズのせきがえばなし、
を、御飯を食べながら一斉に聞いた。聖徳太子は何人もの話をいちどきに聞き、それぞれに適切はお答えをなさったそうだが、凡人にして、すでにビール漬けになっている僕は何を訴えられても、すべては良きに計らえ・・・状態であった。
それでも、隣の子が、やれ『にんたま』が好きか、野菜の好き嫌いの程度が同じか、授業中よく手を上げるか、喋りやすいか無口か、あるいは給食はパンより御飯の方が好きか、、、などなど、いろいろな“ご新注”があった。
特に小5の娘など、幼稚園の頃から殆どおんなじようなメンバーなのに、班や席が替わる度、いろいろな思いを、妻以上の速さで喋りまくる。
こんな日、僕は時々話に口を挟むだけの、ほぼ100パーセント聞き役である。親が馬耳東風であっても、子らはやっぱり毎回話したいのだなあ・・・と妙に感心した晩であった。
2010年09月07日 02:32 | 感じたこと | 福田 博規 | コメントする
ちょっと早く帰った晩、小1の息子と小5の娘、妻がお帰りなさいも早々に、「お父さん、お願いしまああす!」と拝みまくりのポーズで差し出して来たのが、掃除機のホース、購入後170ヶ月也である。
昼間力一杯散らかしてみんなで片付けている最中、なんかのふたを掃除機で吸込んでしまったらしい。「なんでこんなに絶妙にぴったりの大きさのふたが、ホースのカーブんとこに、、、」とため息がでるほど、ふたはゲージュツテキに、ぴったりと直径4、5センチのホースの内側に挟まりこんでいる。
さっさと着替えて工具を取り出し、
ペンチで引っ張ってやろうとしたが、、、届かん。奥過ぎる。
ラジオペンチなら?と思ったら、ホースの径が狭すぎてペンチが開かん。
マイナスドライバーをねじ込んだろか?と思ったら、あまりにぴったりで隙間がない、、、、。
僕はこの手の“問題”が早々に解決できないと見る見る機嫌が悪くなるタチで、いらついている言動を察した子らがいち早く団扇で扇ぎ、扇風機二台を持ち出し、懐中電灯で照らし、果ては「♪頑張れ!おとうさん!♪」「♪おとうさんなら、できる!♪」と応援歌まで繰り出した。
引いて駄目なら押してみろ!で熱したこてでふたの真ん中に穴を開け、そこをとっかかりにして一番でっかいマイナスドライバーをねじ込んでハンマーでぶったたき、形を崩してから吸い込んでやる作戦で、小一時間かけてやっと我が苛立ちが納まった。
終始僕のやることなすことをみていた子ら。「やっぱり修理はお父さんやな」と娘。こういうときはドライバーとコテとハンマーとのこぎりと・・・と工具箱をガサガサとあさるボウズ。この子らも結婚したら、娘はやっぱりダンナさんを上手に使いこなし、ボウズはヨメさんに手玉にとられるんだろうなあ?と笑えて来た。
2010年09月06日 02:49 | 大好き探しが親の役割 | 福田 博規 | コメントする
昼ごはんは焼き飯だった。
人参玉葱ベーコンそれぞれのみじん切りにとき卵、塩コショウなどの味付けという至極基本的は食材と味付けであった。
白御飯に海苔なら10分で3,4杯はおかわりする小1のボウズ、少なめに盛られた焼き飯を、ちっちゃいスプーンの先っぽににちょろっとだけすくっては目をぎゅっと閉じながらもっさらもっさら、3年くらいかけて食べるつもりなんですか?というノロさで食べる。野菜が苦手なのである。
さっさと喰わんかあ!と怒鳴り散らしたいのはやまやまなのだが、小1にしていまだ好き嫌いが多いのは、明らかに親の責任であり、もっと言えば「そのうちなんとかなるじゃろ?」と、妻のスパルタ教育のタガを緩めたこの僕にこそ一番の責任があると感じること一入である。
お姉ちゃん、お母さんが次々ごちそう様するなか、僕はこの子がお皿を空っぽにするまで隣で座ってなんだかんだとボウズの話を聞きつつ、匙をすすめさせた。
小一時間かけてやっとのことで焼き飯を平らげたボウズ、妻にハグしてもらって満足げにお姉ちゃんの部屋に遊びに行った。
よく怒らなかったねという妻に、自業自得ですと答えた僕であった。
2010年09月05日 00:06 | 感じたこと | 福田 博規 | コメントする