お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

地域版印刷と父の話。

福岡市の地域版『ひなたぼっこ版』。

無事に印刷し終わりました。

ホッと一息ついたので、この地域版から記事を一つ。

友達の地域版をもらい、読んだら父の話を書いていたので私も書いてみました。

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父の日。

そう言えば5月に「母の日」なんてものがありましたが、我が家では義母にプリザーブドフラワーを贈っただけで後は平常運転でした。

最初からもう期待なんてしない事にしていますが、世の中のお母さんはちゃんとプレゼントとかもらったりしていて、本当にうらやましい…(あ、つい本音が)

私の母は他界してしまったので、実家の父は現在一人暮らし。

もう3年半になる。

幸いまだ仕事をしているので、私の心配ごとは少なくて済む。

母の癌の転移が分かり余命3ヶ月と宣告された時、父は1人だった。

一体どんな気持ちで医者の言葉を受け止め、私たち姉妹に告げてくれたのか。

それから毎日毎日、仕事の前後に必ず病院へ通った。

最後に移った施設でもスタッフの皆さんが感心するほど。

子供の頃は母に冷たい言葉を使う所が大嫌いだったけど

それは父の短気で口が悪い短所なだけで、よく思い出してみると

いつもはひょうきん者で家族思いで何よりお母さんの事が大好きだった。

母もよく「お父さんがあんな人だから、私も好きな事が自由にできている。本当にありがたい。」と言っていたけど

確かにゴスペルを習いに行ったり、友達と旅行したり、仕事の役員会や研修に行ったりと

いつも忙しそうだったけど、いつも楽しそうだった。

それは本当は父のおかげだったのだ。

今でも毎日毎日、母の写真に向かって「おはよう」「行ってくるよ」「ただいま」「おやすみ」を欠かさない。

私も支度をする鏡の横に母の写真を置いていて時々話しかけている。

父の中にも私の中にもずっとお母さんは居て、寂しいけど今でも支えてくれている。

そんな父と母が出会い、私が生まれた。

書いていて私は父の短所を完全に引き継いでしまったな、と思ったが仕方がない。

お父さん、お母さんを大好きでいてくれてありがとう。

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(福岡ひなたぼっこ版編集長/ちはらみさ)

4件のコメント

6月号、ご出産おめでとう♡
はんちゃんの6月号、見たいからとっといてー!!(笑)

最後の一文「お父さん、お母さんを大好きでいてくれてありがとう」って、
グッときた~(涙)
亡くなってもなお、魂はきっとはんちゃんやお父さんたちを近くで見守っているだろうし、
ずっとずっとお互い愛し合ってるって、とっても幸せなことだね。

父のこと、地域版に勇気を出して書いたけど、
別れてもなお憎みあってる2人(両親)を見るのは、娘として辛いよ。
お見合いといえども、何があったとしても、大人の事情だとしても、
ずっと心に引っかかったものを抱えながらお互いに生きていくって、苦しいだろうなーって思うよ。
「人の幸せって、何だろう」って、
ずっと、この家族で生きてきて、いつも考えてる私のテーマだよ。
はんちゃんは、そんな2人のご両親の元に育ってきたんだね。
そんなはんちゃんが、私は大好きだよ♡

美和子さんありがとう!
美和子さんがお父さんの話を書いているのを見て私も書いてみたよ。
なかなか思ったことは伝えられないけど…こうして文字に残しておくのも良いかな、と思って…
そうは言っても私も色々と葛藤中だよー!
親子と言えど、人間関係はなかなか難しいものだね。

両親が出会ったから自分がいると思うと本当に不思議です。
自分が生まれたとを考えたり思うことはなかなかないので
みさちゃんのお父さまの話を読んで、気付けてよかったです。

そう考えると
両親へ感謝の気持ちはずっと伝えていたいなぁと思いました。

ひなたぼっこ版6月号
私の分もあると嬉しいです(^^)
楽しみにしています♪

伊藤ちゃん!ありがとう!
両親あってこその今の自分だもんね。
でも振り返ることはなかなか出来ないから、こうした節目でしか表現出来ないけど…。
地域版残しておくねー!

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ABOUT US
智原美沙
広島生まれ、広島育ち。思春期に突入した長男(14歳)と、気が強い次男(10歳)2人のお母さん。福岡市わたし版ひなたぼっこ版編集長。NPO法人Hand&Foot正会員。自分のこと、日々のこと、子どもたちのこと、左手全指欠損の次男のことなどを書いています。