お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

一人暮らしのおばあちゃんの話

今日出会ったおばあちゃん。

年は90歳。

耳も目も頭もしっかりしている。

少し腰が曲がり今はあまり外へは行けなくなった。

「10年前からこのマンションに住んでいる」と言われる。

その頃は近所の子どもたちがこぞって遊びに来ていたのだそうだ。

学校から帰ってきたら数人で子どもたちが遊びに来て、共働きのおうちの人が返ってくるまでお話をしたりおやつを食べたり・・・

子どもたちはみんな孫よりも小さく、どの子もみんな可愛かった。

親が働いている留守番の時間の寂しさと1人暮らしの寂しさが

お互いを必要として、お互いをおもいやり、楽しい時間になっていたようだ。

子どもが悪いことをしたら容赦なく叱った。

叱られた子どもは、なぜ叱られたのか後になるとちゃんとわかる。

「おばあちゃんはこういうわけで叱ってくれたんだな」と。

小学生だった子たちが、今では大人になって「おばあちゃん元気?」と訪ねてくれることもあるという。

今の子どもたちは忙しくて、なかなか遊びにも来てくれなくなった。

年寄りばかりのデイサービスに行くより、子どもたちと話をする方がよっぽど楽しい・・・と。

こんなおばあちゃんが近くにいてくれたら、

学童保育なんていらないね。

デイサービスもいらないかも。

お互いがお互いを思いやるそんなまちになればいいな。

 

 

 

5件のコメント

きっとそのおばあちゃんに、子どもたちを惹き付ける魅力が溢れているんですね。
核家族化している今、家族以外の、それも親とは違う世代の人と接することができるのは
子どもたちにとっても幸せなことですね。

それでも学童保育は必要ですよ。
おばあちゃんの代わりはできないけれど、
地域の仲間と繋がって育ち、指導員を育ての親と言いながら、
自分の第2のおうちである学童を誇らしく思っている子どももたくさんいます。
子どもたちの安心安全は、人の中にあるということには、
おばあちゃんも、学童保育も変わりないです。

今の世の中、全てが専門的になりすぎている気がします。
それは、良い面もあれば、不便な面もあり、素晴らしい事もあり、まてよと思うことも。
その人にとっての最適なやり方を考えることが、必要なんだなぁと思います。
私は学童保育に関わることなく子育てしてきたけど、吉村さんの学童保育の話を聞くと、学童保育が必要な事よくわかります。
うまく言えないけど、もっと広い視野で学童保育も考えられるといいですよね。地域ぐるみの学童保育とか、おじいちゃんおばあちゃんが来る日とか、高校生や大学生のお兄さんお姉さんが来るとか。
なんか新しい学童保育のあり方も考えられるかもしれませんね。お母さんの視点で!

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ABOUT US
田中清美
横須賀支局の田中清美です。横須賀在住、4人の子ども(19歳15歳13歳11歳)と夫の6人暮らし。毎日ドタバタ、にぎやかに(やかましく)過ごしています。 今年5月に横須賀版創刊準備号、7月より横須賀版を創刊。横須賀版編集長としての責任の重さを感じながら、日々精進しています。持ち前のデタラメお母さんっぷりは健在。お母さんを楽しみながら、横須賀のお母さんを笑顔にする活動を続けています!