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投稿者: 加藤知子
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味噌は日本人の食の原点

私の母は今92歳。幸い元気で、多少のボケ具合を見せながらも、長野の施設で楽しく暮らしてくれています。

なぜ、こんなに元気なのか、いくつか答えを見つけました。

人の話を聞かない。好き嫌いがはっきりしている。言いたいことを言う。物事を自分中心に考える。いわゆる「わがまま」なのです。これは一般的にはいやなことですが、けれど、なぜかかわいいのです。

私たちはわがままはいけない!と言われて育ちましたが、最近、母を見ていると、人を幸福にするわがままがあるような気がします。もちろん、母が赤ちゃんと同じように、最小限の社会で暮らしているから可能なことかと思いますが。

ただ、人が本当にわがままを言えるのはほんのわずかな場所、ほんのひととき、そして、それはとても危うく、ささやかなものという気がしてなりません。ただ、それを味わった人間は、生きる不安から少し遠ざかることができるらしいと感じます。

子どものとき、そんな時間を持てたら、一生ものの贈り物をもらったようなのではないか。私のように表現活動をやめられない人間は、食い足りなかったわがままの宿題を、ずっとやっていっているのではないか、などとも思うこの頃です。
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投稿者: 加藤知子
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味噌は日本人の食の原点

日本人の食事の原点は、「米」と水田のあぜ道に植えた「大豆」。これに塩を加え、微生物で発酵したのが味噌。御御御付け(おみおつけ)は、味噌汁の丁寧語。おみくじの「おみ」という丁寧語に「おつけ=ご飯の横の味噌汁」を付けた。昔の人は、味噌汁を大切にしていた。

最初の離乳食として味噌汁の上澄み液を飲ませる。食物を分解できない乳幼児に、汁に溶けている蛋白質をとらせるという母の知恵。味噌の米は分解されエネルギー源となる糖に、蛋白源の大豆はアミノ酸等になる。味噌汁の塩分は1%前後であり、血液の塩分0・9%とほぼ同量。味噌汁は栄養を運ぶ植物性の血液ともいえる。

味噌の効能として、胃がん、乳がんの発生率を下げることは疫学的に確かめられている。動物実験等で発表されているのは、「高血圧抑制、コレステロール低減、老化防止、放射性セシウム等の除去作用」等々数えきれない。このことは、原料と微生物がつくり出したものによるらしい。この微生物は、大豆のアレルギー物質を分解してしまうので、味噌はその点からも安心。

お母さんにこそ、味噌をもっと知ってもらい、もっともっと食べてもらえば、体が喜ぶ。と同時に味噌業界が喜ぶ。これを本当の手前味噌という。

宮坂醸造株式会社ホームページ http://www.miyasaka-jozo.com/

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投稿者: 加藤知子
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父と子で山に登る

私の幼稚園では毎年、年長組は丹沢山地の蛭ヶ岳に登ります。朝5時に父と子で園を出発。母たちは見送りです。7時登山開始。15時蛭ヶ岳山頂着。17時山小屋に戻り、薪集め、水汲み、飯ごう炊飯、味噌汁づくり。20時園児は就寝、父たちは宴会。

翌朝5時起床。7時30分山小屋を出発し下山。登山口で大鍋でラーメンづくり。この美味しさは格別。山登りで体を使いきった空腹と、何より2日間にわたり父と山を目指し、下山できた安堵と達成感という、どんな料理にもかなわぬ味。父・山・山小屋・ラーメン…四者一体となって子どもたちの胸に焼きつきます。

父と子の絆の糸は、母との絆の糸とは質が違います。母との絆は、日常生活の中で培われます。おふくろの味、母が用意してくれた気持ち良い服や布団。快く整った住まい。母が存在している安心感が絆の源です。

父との絆は、活動を通して培われるもの。力強い仕事、重い物を担ぎ、太い丸太を切り、太い薪を割り、たき火でご飯を炊く…山中で父たちの共同作業を子どもたちが見守る中で、大人のすごさを実感し、身近な目標となります。父の存在を見せる場として、山は最適だと思います。

父と母は代替えしてはいけません。父のすごさを伝えることが、現代の子育てには必要不可欠です。父を母のお手伝いの存在にしてはいけないし、逆の場合もいけないのです。

トトロ幼稚舎 http://members2.jcom.home.ne.jp/totoroyouchisya/index.html
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投稿者: 加藤知子
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自然治癒力を高めること

食の欧米化に伴い、私たち人間の体がおかしくなっている。戦前では見られなかった花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜんそくなどのアレルギー疾患、ガンや難病、精神疾患、かつて成人病といわれた病気になる子どもたちも増えている。

某テレビ局のディレクターが少年院を取材したときの話をしてくれた。「そこにいる子どもたちは、幼い頃から多量のペットボトル飲料を飲み続け、中学生では1日2リットル以上。生野菜を少々摂るだけで、市販の唐揚げやハンバーガー、カップラーメンなど動物性食品やインスタント食品という食生活を送っている」と。

私たちは食べることによって生命を維持し、肉体や精神は食べ物でつくられる。誤った食生活は、体だけでなく心も蝕んでしまうのだ。

抗生物質が効かない感染症、マイコプラズマ肺炎は今年7月から急増し、10月現在、1歳~9歳の患者が6000人と猛威をふるっている。発熱や全身のだるさに始まり、脳炎を引き起こすこともある恐ろしい病気である。

誤った食生活によって病に冒されているのは、人間と、人間が関わるペットや家畜。病気にならないためには、もともと体内に備わっている自然治癒力を高めていくことが不可欠だ。家族の食を預かるお母さんにこそ、このことを知ってほしい。

自然食研究所代表
洋望荘オーナーシェフ
佐藤一弘さん


洋望荘HP http://ameblo.jp/sakamotohiromi/
ブログ http://ameblo.jp/szato
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投稿者: 加藤知子
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真心エッセンスが大切

食べものと健康をテーマ(予防医学)に20年以上仕事をしてまいりました。その中で見えてきたのは、美味しい料理には素材や技術ばかりでなく、「真心エッセンス」が大切だということです。その最たるものが家庭料理。豪華な外食は毎日食べ続けたら飽きてしまう。けれども家庭料理は毎日食べても飽きることがない。その違いが、家庭料理に注ぎ込まれた、お母さんの真心エッセンスです。

現代は医学同様、栄養学も日進月歩。子どもの脳や情緒の発達に栄養が深く関わっていることが解明されました。子どもを健康に聡明に育てるためには、栄養素を考えることはもちろん、真心エッセンスも重要です。 私は「食事を与える」という言葉は好きではありません。なぜなら、愛情が感じられませんから。食事は「与える」ではなく「食べさせる」、そして「一緒に食べる」なのです。

栄養学の歴史はわずか百年余。百年前の母親たちは栄養学を全く知りません。けれども目の前にある食べものを、いかにして美味しく料理して食べさせるか?という知恵は豊富に持っていたようです。さまざまな情報が入手できる現代、知識は学べばよいのです。

でもその前に、ビニール袋入りのコンビニおにぎりではなく、お母さんの手でギュッと握った、真心エッセンス入りのおにぎりを食べさせませんか? それこそが愛する子どもを健やかに育てる素なのですから。

坂本ひろみ(さかもと ひろみ)プロフィール  
秋田県秋田市生まれ。
株式会社秋田銀行勤務後、「やせたい人は食べなさい」と提唱した鈴木その子が代表を務める株式会社トキノ(現SONOKO)に入社し20年間勤務。
現在ライフサイエンス研究所所属。
・ライフサイエンス研究所主席研究員
・株式会社サポート・アイ特別講師
・学校法人滋慶学園 東京ベルエポック製菓調理専門学校
・予防医学指導士(日本予防医学会認定)
・フードコーディネーター2級
ブログ http://ameblo.jp/sakamotohiromi/

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投稿者: 加藤知子
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子どもには太陽力がある

カリフォルニアの州立大学で、太陽光で版画をつくる開発プロジェクトチ―ムに参加。安全で環境にやさしく、誰にでも簡単にでき、費用もあまりかからないソーラー版画を、日本で紹介しようと持ち帰りました。

学校の授業やイベントでワークショップをすると、子どもたちは創造性に溢れる素晴らしい作品をつくるのに、なぜかお父さんたちの中には、版下がつくれない(アルミ版にデザインが写らない)人もいます。アレレ…。

また男の校長先生の場合、できたりできなかったりが半々。でも不思議なことに、髪が薄い方は、きちんと出来上がるのです。

対してお母さんたちは、髪の毛がフサフサあるのに、何の問題もなく、きれいに仕上げます。フム…。

紫外線で感光させるため、お天気が命のソーラー版画ですが、子どもたちの場合、これまた雨が降ってもきれいに版ができ上がります。太陽光は雲を通して地上に届くので、そういうときはちょっぴり照射する時間を長くする。数秒の違いです。もちろん、男の子も女の子も100%できるのです。

この現実は、生命の本質と関係があるのでしょうか。大人になると、何かが変わっていく…。きっと男性は、失うものがあるのでしょうね。

子どもは小さくても、太陽のような生命力を持っています。お母さん、その力を信じてくださいね。

みやち治美(みやち はるみ)プロフィール  
兵庫県宝塚市生まれ。大阪教育大附属高校卒。
サンフェルナンド美校卒(スペインマドリッド)
同年、宝塚にインテリアデザイン事務所設立。
国際見本市に段通を展示。池田市教育委員会後援『天女展』(自家製油絵具使用) 黄檗山萬福寺後援油絵展示。
近鉄百貨店改装記念「手描き友禅名人展」大振袖天女展示。
スペイン大使館後援「サンフェルナンドの仲間たち」(クリスタルギャラリー・ならまちギャラリー)油絵展示。
いじめで負傷した娘の治療に米美南カリフォルニアロマリンダ市に十年間移住。
詩集「夏至祀」「いんであんさまあ」「いんであんさまあ そのに」出版。
原爆をテーマにした詩「8月6日の水道」米国国立図書館主催コンクールで審査員特別賞を受賞。翌年、広島原爆慰霊祭に朗読。広島市水道資料館に展示。日本ペンクラブ会員The Humane Society of the United States 会員カリフォルニア州マルチメディア展版画部門一席。
サンバルディーノ郡美術館買取賞(ソーラ版画) W.keith and Janet kellogg art gallery(ポモナ大学)版画受賞。レッドランド美術協会主催(版画個展3週間)解体業者、整地業者の資格獲得。大型特殊免許を獲得し自宅を解体・整地・売却。瀬戸内海広島県生口島にアトリエ(ドーム)建設のため移住。
http://plaza.rakuten.co.jp/moriheikou/


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投稿者: 加藤知子
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本当に大切なこと

本当に大切なことは、お金でも、物でも、電気でもありません。

それは、子どもの笑顔であり、お母さん、お父さんの笑顔であり、まちの人たちの笑顔です。

お金や物や電気などがそのために使われることはあります。だからといって、お金や物や、電気があっても、人と人のつながりがなければ「笑顔」は生まれません。逆に、お金や物や電気がなくても、「人と人のつながり」があれば笑顔は生まれます。

そして、子どもたちはその笑顔の力によって育ちます。厳しくしつけなくても、追いかけて勉強させなくても、言うことを聞かない子どもを追い回さなくても、お母さんやお父さんの笑顔、子どもを取り囲む人たちの笑顔があれば、子どもたちは人間としての良識を身につけ、知恵を育て、自立した生き方を学ぶことができます。なぜなら、子どもは周囲の人の笑顔を、自分自身の成長のエネルギーに変えることができるからです。

でもそれは、子どもだけの能力ではありません。大人でも笑顔を大切にしている人は苦しみからも学び、成長することができます。そして、大人でも子どもでも、「自分の成長」を実感できる人は、幸せを感じることができるのです。

篠 秀夫(しのひでお)プロフィール  
湘南茅ヶ崎を中心に造形教室、親子遊び、おかあさん達の勉強会などをやっています。
親子遊び研究家/表現共育研究家(心あそび研究家)
社会人、大学4年、高2、中1の4人の子どもがいます。
しょうなん「育自の会」、茅ヶ崎「賢治の楽校」など。

http://plaza.rakuten.co.jp/moriheikou/

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投稿者: 加藤知子
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どないしたらいいのやろ

知らん間に戦争してた。核の爆弾ぎょうさん作って知らん間に戦争してた。知らん間ではすまされへんな、しっかりせなあかんかった。

先の戦争の繰り返しや、原爆でたくさんの罪のない人が亡くなった。広島に書いてある「二度と過ちはおかしません」と。舌の根もかわかんというやつよ。すぐにせっせと核の爆弾作りよった。知らんかったけど知らんかったではすまされへん、わしらあほや。

知らん間に原子力発電所という名の核の爆弾作ってた。このちっこい国にいっぱい作ってた。いつか必ず爆発する核の地雷をこのちっこい国に埋めまくった。

これは戦争や、まだこの世に生まれてきていない未来の子たちにしかけた戦争や。すべての生命にしかけた戦争や、恐ろしいことしてしもた。非核三原則か、持たずつくらず持ち込まずいうて知らん顔していっぱい作ってた。恐ろしいことしてしもた。

わしら死ぬまであと何年あるやろ。悪魔の領域に手を出してズルいことやり尽くして死んで行くのか。少しでもできるだけ無くしていかな、それがせめてものこと。

どないしたらいいのやろ、どないしたらいいですか、教えてください信用できる賢い人教えてください。原子力発電所という名の爆弾の核の戦争やめるにはどうしたらいいですか。


長谷川義史(はせがわよしふみ)プロフィール  
1961年 大阪府藤井寺市生まれ。 グラフィックデザイナーからイラストレーターへ。 現在は絵本作家として、ユーモラスでおおらかな長谷川ワールドを次々と生み出す。「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」(BL出版)「うえへまいりまぁす」(PHP研究所)「どこどこどこ」(ひかりのくに)「おたすけてんぐ」(教育画劇)「スモウマン」(講談社)「がまの油」(ほるぷ出版)など多数。「おたまさんのおかいさん」(解放出版社)で第34回講談社出版文化賞絵本賞受賞。「かあちゃんかいじゅう」(ひかりのくに)で第14回けんぶち絵本の里大賞を受賞。「ぼくがラーメンたべてるとき」で日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞を受賞。「いいからいいから3」(絵本館)で第19回けんぶち絵本の里大賞受賞。
趣味/自転車、渓流釣り  嫌いなもの/甘いもの

http://www.eonet.ne.jp/~mousebbb/hasegawahp/

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投稿者: 加藤知子
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子どもを荒野に立たせよう

韓国自然農業中央会会長の趙漢珪(チョウ・ハンギョ)さんは、ヒヨコを育てるときは最初から過保護な育て方をしてはいけないといいます。卵から孵化した後の1週間は、柔らかい餌ではなく硬い玄米を食べさせるのだそうです。

ヒヨコは玄米が硬くてなかなか食べられないけれど、お腹が空くので一生懸命に玄米をかじり、なんとか飢えをしのぎ生き延びようとします。こうすれば、ヒヨコたちの胃は強くなり、その後の病気などにも抵抗力がつく。養鶏の基本だと趙さんは教えてくれました。

まるでスパルタ教育ですが、そこには鶏が大きくなってからも元気でいてほしいという愛情が感じられました。

児童文学作家、ミヒャエル・エンデの作品にも同じような話があります。

親は子どもを甘やかしてはいけない。広い荒野に立たせてみなさい。雨や風に当たるかもしれないけれど、その段階ではまだ子どもを助けてはいけない。しかし、命が危なくなるような暴風雨や猛獣が出てきたときは、これを助け、そして怖がるわが子をしっかりと抱きしめてあげなさい、と。

私は岩手県の農村地帯で子ども時代を過ごしましたが、今でも母に叱られたことや、母の笑顔、母の匂いを鮮明に思い出すことができます。


藤田和芳(ふじたかずよし)プロフィール  
1947年、岩手県生まれ。上智大学法学部卒業後、建築系の出版社に勤務。1975年8月、学生運動指導者の故・藤本敏夫氏とともに、有機農業の普及をめざしてNGO(非政府組織)大地を守る市民の会(現・大地を守る会)を創立。1977年11月、同会の流通部門として、社会的起業の先駆けとなる、株式会社大地(現・株式会社大地を守る会)を設立した。以来、有機農業運動をはじめ、食糧、環境、エネルギー、教育、世界平和などの諸問題に対する活動を展開し、国内外の生産者との連携も深めている。現在、NGO大地を守る会会長、株式会社大地を守る会代表取締役社長を兼務。また、「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表、アジア農民元気大学理事長なども務めている。著書に『ダイコン一本からの革命』(工作舎)、『農業の出番だ!「THAT’S(ザッツ)国産」運動のすすめ』(ダイヤモンド社)など多数。


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投稿者: 加藤知子
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親と子の心のつながりを

いつの時代も、「きれいな文字」は万人の願い。それは、手書き文字には書く人の心がこもり、読む人にも書き手の気持ちが伝わるからではないでしょうか。

近年、学力低下の原因は、文字を書くことが少ないことにもあるのではといわれ、手書き文字が見直されてきています。文字を手で書くことは、文字を確実に覚える近道であり、脳の活性化にも役立ちます。

日本は漢字仮名交じりの表記、筆や鉛筆、ペンなど多様な用具を用います。これほど豊かな文字と多彩な表現方法を持つ国はありません。毛筆文字は中国から伝えられ、日本人の美意識によって独特な文字が生み出され、今に伝えられています。

文字は、「心」を表現する手段。ITがいかに普及しようとも、文字文化が廃れることはありません。ですから私は、子どもたちにこそ、「正しく整ったきれいな字」が書けるようになってほしいと願っています。

学校や書塾もありますが、基礎、基本の習得はやはり親から子へ。親子で書写を練習し、上手に書けた喜びを分かち合うことが学びの根幹をつくります。がんばって書いた字をお母さんにほめられた子どもは、さらに学ぶ意欲を高めていきます。文字は、学びの基本といえるでしょう。