お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

「あなたはお母さんの子だから」は最悪な考え方かもしれない

先日、もうすぐ5歳になる娘との会話でハッとさせられたことがありました。

わたしは運動音痴。娘は夫のように運動が得意。

その娘の運動能力が私は誇らしくて、「さすがお父さんの子だね」と褒めることが度々ありました。

今回も運動が上手にできた場面でそう伝えると娘は黙り込み、考え始め、難しい顔をしました。

聞くと、辿々しくも「お父さんの子だからって言われるのが嫌」だということを一生懸命に伝えてくれました。

ん〜?もしかしてお父さんの子って言われるよりお母さんの子って言われる方が嬉しいの?」(なんというエゴ!)と尋ねると、「違う。〇〇(自分の名前)は〇〇だから!」と返ってきました。娘は泣きそうな顔をしていました。

そうだ、あなたはあなただったと。「ごめん。もう言わない。」約束しました。

娘としては運動ができるのは自分で行動をした結果なのです。例えば、木登りが上手にできた時も、手足の置き方を娘は自分で考えて微調整をしながら成し遂げているのです。

確かに、自分を振り返ってみて、親に似てなにかができると大人に褒められて嬉しかったことがあるだろうか? ないです。絶対ない。わたしの功績が親のおかげにさせられたときのあのモヤモヤっと何かが嫌だった記憶が鮮明に蘇りました。そのモヤモヤを5歳児が代弁してくれた形になりました。

子が何かをできた時に「お母さん(お父さん)の子だから」という発言って良くないし、逆にできなかった時に「お母さん(お父さん)の子だからできるようになる、頑張って」も絶対良いはずがない。

親の存在価値を認めるために子は存在しているわけではないんですよね!

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武重美亜
2018/6/30に女の子を出産。出産時の痛さが未だに信じられず、女性ばかりが辛い思いをする妊娠から出産までの仕組みにブチ切れて1年が経過。一体なんなの!? 神さま何してくれるの!