再び「二人」になったとき

『汝、○○は

由香理を妻とし、

健やかなる時も病める時も…

愛することを誓いますか?』

結婚式での神父様の言葉。

形式的な言葉。

なのかもしれない。

しかし、

私たちの式を担当した神父様の言葉は

とても心に響いている。

しっかり目を見て、お話され、

一言ひとことを大切にし…、

それを私は自然に

頷きながら聞いていたことを思い出す。

私にとっては

人生の新たな大海原へ向かうその決意を、

最後の最後に確認し、承認してくれる

そういう存在だったのかもしれない。

お互いを見つめ合い「愛」を語っていた二人が、

これからは

お互い横に並び、同じ方向を見ながら

「共に前へと進んでいく」。

「彼」はそういう存在になり

そして、夫となった。

いつも一緒で

いつも横にいたわけではない。

夫婦は意外と別行動で、

どちらかが少し先を歩いていたり

このまま共に歩けないのでは?と

思うことだって正直あった。

夫婦のかたちとは千差万別。

なのに他人と比較したり、比較されて

傷ついたこともあった。

 

物凄く久しぶりに

私が高熱を出した。

3日前から頭痛も酷く、

脳神経外科を受診した。

風邪や気圧の大きな変化…

様々なことが

重なっての体調不良だったようだ。

 

ずっとずっと忙しくて

子どもと寝静まったあと帰宅し、

朝もさっさと仕事へ。

土日も何かと仕事や用事で

家を空ける日々。

そんな生活もいつのまにか

「当たり前」になった。

それでも、夫は

子どもたちに大人気。

会話は子どものことがほとんどで

あとは…お金のことくらいかな?(笑)

そんな夫から続々と連絡が来る。

「ママ、インフルエンザの疑いは?」

「頭は詳しく調べてもらいなさい」

「ゆっくり休め」

分かってる…分かってるし。。

素直になれない私に

また連絡が来る。

「ママは、完璧主義だからなぁ」

「自分で自分にストレスかけてるよ」

「少しは気を休めなさい」

分かってる…ん!?ん!?!?

そうだったのか。

そんなふうに、私を見ていたのか。

…知らなかった。

「完璧主義」や「ストレス」は

そんなあなたも一緒じゃん!!!

心で思いながら、心温まる。

似たもの同士な夫婦を感じて

ふとスマホから顔をあげると

病院の待合室に

仲の良さそうなおじいちゃんとおばあちゃん。

 

いつか私たちも…

あんなふうになれるのかなぁ。

 

日々追われる育児の毎日も。

きっとあっという間に終わるのだろう。

そしてまた再び。

二人きりになった時。

「お互いだいぶ老けたもんだね」

と、笑って話せるようであれたら…。

近くて遠い。

遠くて近い。

そんな未来。

 

全てが笑い話にできるように

「今」をとことん

共に生き抜こう。

ABOUTこの記事をかいた人

花島由香理

静岡支局「Rainbowふじえだ版」元編集長。神奈川県出身、元保育士。9歳男子・5歳女子のmama。