満たされるとき

長女が
おかあさんにあげるからね。
おかあさんはあっちいってて。
と、夫と二人並んで金魚の工作をしているのを
離れて眺めているとき。

仕事が終わって保育園に迎えに行くと、
おかあさーん!
と、飛び込んでくる長女を抱きとめて
ぎゅうと抱きしめあうとき。

歩き始めたばかりの次女が、
立ち上がって一歩二歩歩きながら
座っているわたしの背中を、小さな手で
ぎう。と痛いくらい掴んでくるとき。

夜、絵本の読み聞かせが終わって、
おやすみ。と声をかけると
まぶたがもう閉じそうになりながら
うん。
とこたえて眠りに落ちていく長女の顔を
眺めているとき。

そんな長女を左手に、
右手で次女のお腹をとんとんしていると
ぎゅっと握ったり抱きしめられたりしていたのが
だんだん静かになって、規則正しく寝息をたてる
柔らかなお腹の動きを感じるとき。

毎日、満たされる。
その時をあじわう。

ABOUTこの記事をかいた人

竹内未佳

4歳と2歳の娘のお母さんを奮闘中。もっとお母さんを満喫したくてMJになりました。子供と一緒に今を生きるお母さんになりたいと思います。