お母さん大学のレポート課題に「自分の誕生日に母を想う」というのがあり、お母さん大学生はみんな自分の誕生日にその課題を取り組みます。
私はずっと逃げてきたので今年も知らなかったふりを決め込もうかと思ったのですが、
ちょっとやってみてもいいかなあと考えが軟化してきました。
ほかのお母さん大学生のレポートを読むと「苦労して」「感謝する」「大好き」とか、などのキーワードが走る。このキーワードがあると母と確執のある私はダメなんだと感じてしまい、「どうせ私なんかと」思ってしまいがちになる。
お母さん大学入学時からずっとそのようなことを感じていて、いまいちなじめないと思ってしまっていたのも事実である。
お母さん大学の目的などを批判的に思うと入学なんかしないのですが。
そこは、「こんな私でもいいんやで」「こんなこともできるんやで」というメッセージを受け取ることができる「お母さんはスゴイ」という言葉に集約されているように思う。
さて、私1月28日でめでたく45歳を迎えるにあたり、日本人の平均寿命女性が約87歳、わたしは知らない間に人生の折り返し地点を過ぎてしまったようで、若いつもりが充分ベテラン感たっぷり老眼も出てきて老化をひた走るのですが、我が母というと約15年前に家族を解散してから自由に生きています。
父の束縛から逃れ、何かに向かってひたすら走っている感じです。
胎内記憶の池川明先生が、「赤ちゃんはみんなお母さんのことが大好きなんです」とおっしゃいますが、毎回私は「ちょっと違うなあ」と違和感を感じるのですが、ある講演会で「お母さんの体を借りてこの世に出てきたいから来た子もいているらしいのです。」となんでもありなように思えたのですが、「みんな違っていいよ」という事なんじゃないかと解釈しています。
私は母とうまくいっていません、そんな私でもわが子を「憎い」と思ったり、「こんな子産まなかったらよかった」なんて思ったことはありません。
きっと母もそうだと信じたい(笑)いっぱい裏切られたりだまされたりしたと思ってきましたが、コミュニケーションの決定権は受け取り手、だから母からのメッセージは受け取り手の私。母が思っている事と全く違う感じ方をした相違から始まるのだと分かった途端になんとなく今までのことはどうでもいいやんと思えるようになってきたのは年を取ってしまったからかもしれません。
そうかと言って、母のことを信じ切ることができるかというとそうではありません。母が死んでしまってはじめてわかることもあるかもしれないし、一生わからないこともあるかもしれません、それだから人は面白いのかもしれません。
と、いうようなことも言えるようになりました。人は死ぬまで成長し続けることができます。母にはこの世に五体満足に産み落とし育ててくれたことだけに対してはお礼申し上げます。
お母さん業界新聞 南大阪版 2月号掲載
写真は先日の法事でとったもです
長生き時代を迎えることは、人生を振り返ることができる時代になったということです。
一昔までは、生きることで精一杯の中にあって理不尽さにどんな生き方をしてきたのかがありました。
ただ耐え忍ぶだけの人、反撃をする人、次世代にどんな影響を与えるかなんて考える余裕はなかったんですよね。
それが一応経済成長をした日本社会に少し余裕がでてきたかのように見え出した頃から、いろんな問題に直面して
まるであぶりだされたかのような面があります。
お母さん大学では、お母さんという存在をそれぞれがしっかり向き合い感じて豊かな心を育むことで、
次世代への心の豊かさを伝えようとしていることに、私は共感しています。
人生の折り返しの誕生日を迎え、これからも学ぶことはまだまだ続きます。
死ぬまでが学び!です。
一緒に学びつづけて行きましょう。
そんなお誕生日を迎えられておめでとうございます。
みっ子さん
いつもコメントありがとうございます。
本当に、死ぬまで成長できるんだなあと思う今日この頃
そのことを提唱したエリクソンはすごいなあと
コミュニケーションの決定権は受け取り手、だから母からのメッセージは受け取り手の私。母が思っている事と全く違う感じ方をした相違から始まるのだと分かった途端になんとなく今までのことはどうでもいいやんと思えるようになってきたのは年を取ってしまったからかもしれません。
同感しています。母が43歳の時に産まれた私は 年齢の大きな差か6人目で産まれた子育て経験値の差か、しっくりしない母娘関係でした。 見送って早15年も経とうとするのに、受け手の私はまだ釈然としていません。
でも私の娘との関係の方が先なので、振り返りながらもまた違う母娘経験をとうして学ぶ事が多いです。
語れる事は吹っ切れたのかもしれませんね。
良い思い出を大切にしながら45歳のお誕生日 おめでとうございます㊗️
つみさん
コメントありがとうございます。釈然としないからいろいろ考えられるように思えるようになりました。
横山さん、お誕生日だったのですね、おめでとうございます!
なぜ母子になったのかなんて、分からないけど、生まれて来た以上死ぬまで続く関係。
何かを学ぶことができる関係なんてすばらしいことだと思います。
私も今年の誕生日はこれ書こう~~、と思いました!
ありがとうございます。
植地さん
コメントありがとうございます。
遠ざけて、遠くから観察するといろいろ見えてきたというのが実感です。
生きていると、親以外からの関係性でいろいろ見えてきて
年を取って丸くなってきたから自身のこととリンクできてきたように思います。
是非、植地さんのお母さんのこと書いてください。
楽しみにしています。
どうも、こちらに来るときにはいろいろトラブルが(笑)
家のPC環境がよろしくないのは承知していますが
コメントのお返事が遅くなってしまってすみません。