あれは三時間前の私だった

「早く!もう帰るって言ってるでしょ!
約束の時間過ぎたでしょ!
ママ先に行くからね!」

子ども二人を連れて訪れた公園に
着いてすぐに聞こえてきた怒鳴り声。
その声の先には、
滑り台の上で泣く三歳くらいの男の子。

「いやだー!いやだー!」

ちらりとママを見ると、抱っこひもの中に
小さな赤ちゃん。両手にはたくさんの荷物。

ああ、これは三時間前の私だ、と思った。

この日、朝から些細なことで、
子どもたちに怒った。

生まれてくる前や、生まれた直後は
「とにかく健康に育ってくれたらそれだけでいい」
なんて思っていたくせに、
だんだんと欲が出てくる。
怒ったあとで「お母さんが悪かった」と謝る。
何度繰り返してきたんだろう。

怒鳴っていたママも、車のなかで
もしくは家についてから
一人反省会を開くのだろうか。

「今日も怒ってしまった、母親失格だ」
と自信をなくしてしまうのだろうか。

子ども二人を連れて公園に来るだけで
良いお母さんだよ、と言いたかった。
それは私自身が
かけてほしい言葉だったかもしれない。

6 件のコメント

  • うんうん、大きく頷きながら読みました。
    私もいつもそうです。。
    私が怒るせいか、娘まで怒りっぽくなってきました。。
    「2人とも怒らなかった日にカレンダーにシールを貼ろう」と娘と始めることにしました。
    始めた初日から、シールは貼れませんでした。チーン。
    そして、そのお母さんに「よく2人連れて来たねー頑張ったねー」そう声を掛けてくれる人がいたら、お母さんも救われますね。私も救われたことがあります。いつか私も誰かにそう声を掛けてあげたいな。

    • シール作戦楽しそうです!(我が家も初日から貼れない気が…)
      きっとあのママも、お子さんが行きたいと言ったから公園に来てたと思うんですよ。
      お子さんの行きたいところに連れてきて遊んだだけで、100点満点です✨

  • 子どもたちに欲が出るのは当然でしょう。健康であって欲しい、良い子でいて欲しい、ゆう事も聞いて欲しい…などなど。
    お母さん以上に母親を見ているのは子どもたちでしょうね。
    そして、お母さんを見ながら素早く大きくなっていきます。
    だから焦らなくて良いんです。無理に良いお母さんに成ろうとしなくても子どもはお母さんをしっかりと見て育ちます。
    良いところも嫌なところも、くっつきながら真似てます。
    子どもを怒っても良いんです。少し反省してれば大丈夫なんです。
    決して落ち込まないでください。子どもが明日を導いてくれますから。
    明日は良い子でいよう、良い母親でいようと思っているのだから。
    きっと明日は良い天気♪ なのです。
    反省するお母さんは、ステキですね。無理に自分を変えないで、反省できる良いお母さんから出発です。大丈夫!

    • もっとこうすればああすれば…と思っているうちに、
      あっという間に大きくなりました
      無理に変えずとも、子どもとともに成長できる親でありたいなあと思います。なかなかできませんが

  • 大丈夫ー!!怒っている声、そんなに子どもたちに聞こえてないから。
    聞こえていても、ちゃんと愛は伝わっているから。
    私もやってたな。今もやってるかな。でも愛がいっぱいいっぱいの多田さんの心の声もちゃんと一緒に聞こえているよ。
    多田さんが見かけたこのお母さんも。

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    多田理恵

    山形市版編集長。 お母さん大学生の皆様、 FacebookやTwitter、 お気軽にフォローお願いいたします