安定期に入り体調が安定しだした奥様と、長めのお散歩に行ってまいりました。
だいぶ家から出られず引きこもり生活をしていた奥様。
この週末はお互い予定もないということもあり、「散歩行こう!」の一言でぶらりと出発。良いことです。
自宅のある多摩センター周辺は非常に公園の多い土地柄です。
歩いて3分圏内にキャッチボールやサッカーが出来そうなレベルのスペースがある公園が1,2,3,,,ちょっと数えられないくらいにあります。
普段はそんな公園が乱立している方面に散歩に行くのですが、今回はそれとは逆方向。
線路を越えた反対側のエリアに行きたいと言うのです。(線路越えると別世界広がってますよね)
目的地として挙げられた公園。どんな所か尋ねると、「池のある公園!最後に行ったの小学生くらいかな」とのこと。
小学生…もう20年くらい前のお話ですね…
線路を越えて反対側と言っても、駅までは徒歩10分かからない程度。公園までは往復30分くらいかなと思っていました。
そう、軽い気持ちで出発したんです…
家を出る少し前、雨がパラっとしていました。最近多い小雨霧雨の類です。
少し遅めの朝ご飯を済ませ、支度が出来た頃には晴れ間も見える程度に回復していました。
「今日はちょっと暖かいね」
この夏にプレゼントした遮光率100%日傘を自慢げに掲げながら、久々の散歩を堪能する奥様。
そこに着いていく私はというと、持ち前の発汗体質が本領を発揮してものの5分で汗まみれです。
そんなこんなで駅を越えるのですが、なかなか公園の入り口が見えません。
眼前にそびえますは、林。丘。
Googlemapで風情もなく確認をすると、どうやら公園と現在地の間にゴルフ場が挟まるようです。
ちょっと嫌な予感がしてきました。
それから歩くこと30分。まだ公園の入り口は見えません。
そう、奥様の記憶の中の公園は、自転車で坂をガーっと滑り降りていくところ。
歩いていくとそれなりの距離…
30分の内訳といえば、ショートカットできるかと林の中への小道を見つけては突入。
雨上がりの林には大量のやぶ蚊。刺される美味しい血液型の私(B型)
(…半袖半ズボンで来たのは失敗だった…)
林の中の階段をある程度進んでは行き止まり。ある程度進んでは行き止まりを繰り返し…
ようやく公園への正しいルートを見つけたことには蚊に刺されと汗疹でストレスマッハ。
不機嫌が顔に出始める私とそれを見て謝る奥様。
我ながら短気でよくないことです…

なんだかんだで到着した公園。
何度か引き返そうかとも思ったのですが、やはり到着すると達成感もあります。
「こんな小さかったんだー」「なんだかさびれてるな…」
どうやら記憶の中にあった公園に比べると、今はだいぶ様変わりしているようです。
どこまでも広がっているかに思えた原っぱも、その大きさに圧巻されていた時計台も、石切をして遊んでいた池も、大人になった今見てみると、ものの10分程度で一周できてしまう程度のものでした。
(っていうか池は釣り堀と化していておじ様の憩いの場になっていたのですが…)
小さい頃に遊んだ公園というのは特に感慨深いものだなと思います。
私も昔住んでいた金沢文庫に足を運ぶたびに、あのホタルがたくさんいた水場を、長い長いローラー滑り台でお尻をかゆくしたあの公園を思い出します。
少し前にふと立ち寄った時には、水場には囲いが出来て、とても人の入れるような状態じゃないように荒れ果てていました。
きっと奥様も、それに似た郷愁感を覚えていたのではないのかな…と。
これから生まれてくる我が子にも、きっと同じような公園が出来るのでしょう。
その思い出が、素敵なものになるように、いっぱい遊びたいなと…そんな近い将来に想いを馳せた一日でした。
場所には色んな思い出が詰まってたりしますね。
そして子どもの頃見えていた景色って、ほんと大人になると違いますよね。
道中は大変そうでしたが、奥さんは一人で行くよりも思いを共有できて嬉しかったんじゃないかなと思います(^^)
思い出って大事だよな~と改めて思わされた一日でした!
奥様は大変満足してくれたようなので、行ってよかったなと思ってます!
※もう徒歩で行くのはやめようという話になりました笑
そういえば、何度か多摩センターに研修で行ったことを思い出しました。
都会的なのに緑が多いですよね?
道路がきれいで、運転が気持ちよかったです。
しかしながら、往復1時間という事でしょうか?帰りはタクシー?
ヤブ蚊に刺されたことも、すでに笑えるエピソードに。