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【大阪版】社食潜入レポ特別企画/カンテレ食堂/関純子アナウンサーのレポート

〈第6 回〉
特別企画 社食潜入レポ
関西テレビ(大阪市)
KTV Restaurant ROKKOR(ロッコール)
カンテレ扇町スクエア、関西テレビ本社8 階
※一般の利用不可

関西テレビ(8ch) アナウンサー関純子さん
カンテレ食堂の秘密をレポート

初のテレビ局内 社食潜入レポ ワクワク!
入口では赤くて大きなくちびるの「ハチエモン」がお出迎え

関西テレビのママアナといえば関純子さん。
実は本紙「お母さん業界新聞」の愛読者。
中でも「社食潜入レポ」の大ファンと聞いて、カンテレの社食取材を打診すると、
快諾とともにまさかのお返事。
「私がカンテレ食堂を案内します!」と、レポート役を買って出てくれた。
さあ、どんな話が飛び出すか…。

扇町キッズパーク内見晴らしのいい食堂

1997年10月に、社屋はキッズプラザ大阪内の扇町キッズパークに移転。
以前は地下にあったが、8階でガラス貼りの明るい食堂になった。
六甲山ホテルが経営(2016年に阪急阪神ホテルズに変更)、
「ロッコール」はホテル名に由来するが、ネーミングについて知る社員は少ないそうだ。
「窓に広がるのは緑が美しい扇町公園。
四季の移り変わりや遠足の子どもたちがお弁当を広げる姿など、
ほのぼのとした光景に癒され、ほっとする時間」と関さん。

泊まり明けの朝定食が最高の贅沢である理由

子育てとアナウンサー業を両立している関さんだが、
泊まり勤務を始めたのは娘さんが小学5年生になってから。
17 時〜翌朝10 時、仮眠はとるが、事件事故天災時のためにスタンバイしているそう。
「宿直明けの朝、ここでのひとときは至福の時間。
家族から解放され、用意された朝食をいただけるありがたさ。
ホテルで味わうような贅沢な時間に思えます」。
お母さんにとって忙しい朝は、まるで戦争のよう。
「子どもたちは、私がいなければ自分でちゃんと起きて行く。でも私がいたら甘えるの」
「うちも同じ。ほんまですね」と、プライベートな話題で共感し合ったところで、いざ試食へ。

人気メニュー「8ちゃんぽん」の不思議
 さっそく、日替わりA定食「チキンソテーとろろポン酢ソース」を注文。
メインディッシュはもちろん、小鉢もお味噌汁も手を抜いていない。
お米は25 %カロリーカットのマンナンヒカリと聞いて、食べ過ぎた罪の意識は薄くなった。
配属されて9年目のチーフ、松下哲也さんが赴任時の話を聞かせてくれた。
当時は麺メニューが少なかったため、安くて美味しいものができないかと考えて、
8種類の具(キャベツ、玉ネギ、ニンジン、豚肉、エビ、イカ、モヤシ、かまぼこ)と、
8チャンネルをかけ、「8ちゃんぽん」(はっちゃんぽん)を考案した。
「よく食べているのに知らなかった!」と関さん。
「でもおネギと紅生姜も入っているから、10 種類ね?」とニヤリ。

和の朝定食。リクエストで生卵を目玉焼きに。
ごはんを食べきれないときは、ラップを借りて、おにぎりにして持ち帰る。
「ごはんを残すなんてもったいなくて」と実演。

関さん、おにぎりをつくる!

焼鮭をほぐして~ 海苔も入れて~ ラップのままニギニギ!おにぎり完成!

日替わりA 定食 380 円
チキンソテーとろろポン酢ソース

上沼恵美子さんがきつねうどんに昆布をトッピングしていたのが定着した「スターうどん」

松富浩一料理長(中央)、松下哲也チーフ(右)

「日替わり定食は楽しみだし、ヘルシーな小鉢はありがたい。
今後の新メニューはありますか?」関さんの質問に答えたのは、松富浩一料理長。
「発酵食品など体にいいものを取り入れたメニュー。
こってりしたカツなどが好まれますが、栄養を考え調理法も工夫していきたいですね」。
テレビマンたちの不規則になりがちな食生活を陰で支えるカンテレ食堂。
その裏側をレポートしてくれた局アナの関純子さん、ありがとうございました‼(文・宇賀佐智子)

関 純子 ● せきじゅんこ
関西テレビ(8ch)アナウンサー/ 大阪府豊中市出身/1988 年大阪大学人間科学部卒業/
同年関西テレビ放送入社/ 生活情報番組「痛快!エブリデイ」の司会を落語家・桂南光氏と
約15 年担当/ フジテレビ系列「みんなのニュース」みんなのふるさと中継リポーターを務める/
現在「カンテレ通信(司会)」「ころころコロンブス(ナレーション)」「上方漫才大賞(司会)」
「カンテレNEWS」などを担当/ ≪ 3000 人の吹奏楽≫などイベント司会、講師でも活躍/
一男一女のママアナ。ブログ「ママアナ関純子が行く!」を執筆中。ママアナ

 

<取材を終えて>
実は関純子さんとは同い年。
教育大阪ビーボラビータ時代からお世話になっており
2005年ザ・シンフォニーホールで開催した、
「ベートヴェンオーケストラ・ボン親子で楽しめるクラッシックコンサート」には
仕事の合間にかけつけていただきました。
コンサート終了後、関さんから差し入れていただいたたくさんの「チョコクロ」を
みんなでほおばりながら片付けをした光景が今も忘れられません。
共感して応援いただける方たちのおかげで今があるんだなと。

今回の取材は、日替わりA定食・朝定食・8ちゃんぽん・スターうどんの4食を
感染予防対策をしながら、女性5人でシェア。
「うかさん、全部食べないと書けないでしょ。美味しいんだから食べて食べて!」と
すすめられ、お腹も心も大満足でした。

テーブルに備え付けられたアクリル板には、「ハチエモン」シールが貼ってあるなど
居心地いい空間に癒されました。
「こういうアクリル板のことを『パーテーション』と言うけど、正しくは『パーティション』なのよ」と関さん。
「アクセント辞典」を手にした新人アナウンサーの方ともおしゃべり。
カンテレで取材したおかげで、すっかり私も業界人?!
いや、同じ2人の子がいる、ともに「お母さん業界人」かな。

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ABOUT US
宇賀佐智子
大阪の宇賀佐智子です。30歳長男・27歳長女の母。大阪エリア版編集長を2018年から4年間務めました。子育てが楽しくなる大阪、誰もが子どもたちの未来を考える大阪、美味しい楽しい大阪を目指します♪