朝、目が覚めると、隣で娘が眠っています。その寝顔を見るだけで「今日も一日がんばろう」と力が湧いてきます。何気ない朝ですが、こんな風に一日が始まることが、私にとっての幸せです。
父親になったと実感するのも、日常の小さな場面です。「抱っこ」と両手を伸ばす娘を抱き上げた時。ずしりと伝わる重みに、「自分はこの子のお父さんなんだな」と感じます。頼られることがうれしくて、実は私のほうが満たされているのかもしれません。
一緒にお風呂で笑ったり、家族で旅行に出かけたりする時間も大切です。先日、宮崎県都城市の霧島酒造で、焼酎づくりを見学しました。娘には退屈だろうと思っていたのに、私よりずっと真剣に、ガラス越しの機械に見入っていたのです。試食のサツマイモがうれしかっただけかもしれませんが。娘といると、自分だけでは気づけない楽しさに出会えます。
旅行のような特別な日も、寝顔を眺めるいつもの日も、大切な家族の時間です。娘が大きくなった時、今のことをどれほど覚えているかはわかりません。それでも、一緒に過ごす中で、安心や楽しさを感じてくれていたらうれしいです。
成長とともに、一緒に楽しめることも変わっていくのでしょう。その変化を楽しみながら、今しかない時間を大事にしたいです。今日も「抱っこ」と両手を伸ばされたら、その気持ちごとしっかり受け止めようと思います。
(田川将介)
お母さん業界新聞10月号 育児アップ UPお父さん


































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