久留米市美術館で行われた『開館10周年 ちくごist 河北秀也デザインの旅』に行ってきた。
久留米に移り住んで7年くらいになるが、美術館に入ったのはこの日が初めてだった。
雰囲気がわからない場所に多動気味な6歳の息子を連れていくことは個人的にハードルが高く、まずは一人で行ってみることにした。
河北展の最終日前日であったこともあり、想像よりかなり来館者が多く想像していた状況とだいぶ違っていた。
写真を撮るテクニックとして自分が知っている構図を見つけると、これはこういう風に見せたくてこう撮っているんだろうなと考えたり、自分だったらこうしただろうけど、こんな風に見せるんだ~と勉強になったりした。
そういう点ではゆっくり見ることが出来たので一人で来て正解だったなと思った。
展示を見ていくと、懐かしいと感じるいいちこの広告がたくさんあった。
作成年を見ると自分が生まれる少し前のものもあるのに何故見覚えがあるのだろうと思ったら、小学1年生のときに隣の家の5歳上のお兄ちゃんからもらったVHSに入っていたCMで何度も見たことがあることに気付いた。
VHSの中身はジブリとかウルトラマンとかだったと思うが、YouTubeなどなかった時代で同じビデオを何度も繰り返し見ていたのでCMの隅々まで暗記してしまっていた。
展示の最後の方にCMをプロジェクターで流しているブースがありそこに一番人が集まっていた。
誰も喋っている人はいなかったが、みんな懐かしさを感じながら、そのCMを見ていた当時の記憶を芋ずる式に思い出しながら、見ているのだろうなということが伝わってきた。
画面の前にソファが置いてあったがなかなか席が空かず、後ろで立ち見していたが、平日の人が少ないときに行っていたら私もきっとここに長時間とどまって子供時代に思いを馳せていただろう。
大きなガラスから敷地内の風景が見える休憩スペースがあり、ここに座って過ごした時間はとても贅沢だと感じた。
働きながらお母さんをしていると、ちょっとの隙間時間にも次にするべきことを脳みそが勝手にどんどん考え始める。
「今は『何もしない』をしよう」なんてくまのプーさんみたいなことを考えて、気が済むまで『何もしない』を堪能した。
館内は混んでいたのに、意外とここに長時間とどまる人は少なく、自分一人だけで景色を眺められる時間もたくさんあり
「こういう時間が贅沢だと思えるなんていつの間にか自分も大人になったんだなぁ」と感じた。
子どもが大きくなったら美術館や博物館に連れていきたいと思っていて、今息子がちょうど6歳になり適齢になったと感じていた。
北九州の「いのちのたび博物館」へ連れていきたいと思っていたところ、先日夫が息子と行ってきてしまったと聞いて勝手に少し拗ねていた。
水族館デビューは家族3人で、博物館デビューはパパと息子でしたようなので、美術館デビューは私とにさせてもらおうと思う。
6歳の息子が何を感じるかはわからないが、将来大人になって美術館に行ったときに子どもの頃に感じたものと今感じるものの差を楽しめたらいいのではないかと思う。

































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