お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ベテラン教官

ペーパードライバーを卒業して、
幼稚園のお迎えにも行けるようになり、
いつもの道にも慣れてきていました。

そんなある日。
いつもの道がまさかの通行止め。

「迂回してください」と誘導されるけれど、

道は狭いし、
前からも後ろからも車が来る。

どうしよう。
ここ、どこ?
どう行けばいいの?

すると後ろの席から、

「あ、ここ幼稚園バスで通る道!
ママ、そこ右曲がって」

えっ、ほんと!?

でも狭い道、一回では曲がれない。

するとすかさず、

「ちょっとバックすれば曲がれるよ!」

そうなの!?
がんばる、私。

「次、どっち行くのー?」

…もう私が聞いている。

「うーん、多分左?」

そのうち娘の声も少し不安そうに。

「ママ、お家帰れる?」

その声に気を取り直して、

「大丈夫。ママ、意外と道は得意なほう!」

直感スイッチを入れて運転再開。

見慣れない景色の中、娘がぽつり。

「ママ、この道もいいね。また来よう〜♪」

その言葉にほっとしながら走っていると、
いつもの道に戻ってきました。

「ここからはママ、いつも練習してるから大丈夫だね」

誰よりも私と車に乗っている娘。

なんとも心強い、ベテラン教官です。

教官よ、ありがとう。
無事に帰ってこられました。