お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

異国での出産体験/Giving Birth Abroad

こんにちは。最近だんだん肌寒くなってきましたね。すっかり季節の変わり目ですが、みなさんいかがお過ごしですか?

前の投稿日から時間が経ってしまいましたが、今回は私の出産体験を通して感じた、外国と日本のお産の違いを共有したいなと思います。

長くなりそうなのでこの投稿ではまず入院生活のことについて書こうと思います。

私の1人目の出産は、来日して1年後すぐのことでした。

当時は私は日本語があまり話せず、主人も忙しかったので英語が通じる病院をまずは探すところからはじまりました。また、私はムスリムなので女性の産婦人科医がいる病院が良く、女性で英語ができる先生がいる病院を探すことはとても難しかったです。

その後、素敵な先生と出会えたのですが、出産の1ヶ月前に担当の先生が転勤してしまいました。当時は翻訳機もないし、出産直前ということもあり非常に不安でしたが、2人英語が話せる看護師さんがいらっしゃって非常に助かったことを覚えています。

当時、研修中だった1人の学生の看護師さんがとても印象的に残っています。彼女はかわいいイラストと一緒に、出産のポイントや赤ちゃんのお世話、沐浴の方法などを英語の手書きで書いたボードを作ってくれました。英語ができなくても、私と頑張って話そうとしたり、私を理解しようとしてくれたことがとてもうれしかったですし、心強かったです。

そして一昨年、娘の診察の付き添いで別の病院へ行った際、一人の看護師さんに「ジャハンさんですか?」と声を掛けられました。驚くことに、その方は18年前に実習中だった彼女でした。私のことも娘の名前も覚えていてくれた彼女との偶然の再会に、驚きとても感動しました。

やはり、今も感じますが日本の看護師さんが持つ細やかな心遣いと手厚いサポートは、世界でも類を見ないほど温かいものだと思います。

入院生活では、私は病室内でもヒジャブをかぶっていましたが、男性の看護師が病室に入るときは事前にヒジャブをかぶるよう言っていただいたり、宗教上食べられないものについては、病院側から食べられるような食事を用意していただけました。ムスリムのことを理解しようとし、対応していただけたことにとても助かりましたし、非常にうれしかったです。

バングラデシュとの違いとして、バングラデシュでは自然分娩だと1日、帝王切開だと3日だけ入院します。また、バングラデシュでは患者と付き添いが1人病院に一緒に泊まることができます。一方で日本は入院の時は基本的には患者一人で入院します。

最初はその違いに驚きましたが、入院中は定期的に看護師の方が見に来てくれたり、話しに来てくれたので1人でも大丈夫だと思えました。

また、日本では病院にいる間に赤ちゃんのお風呂への入れ方や食べさせ方など学べる点がいいと感じました。退院後、すぐに生活に適応できたのはこのおかげだと思います。
一方で、バングラデシュでは家にたくさん家族がいるので教えてもらいながら一緒に子育てをしていく感じです。

改めて振り返ると、入院生活は本当にたくさんの方々の支えがあったからこそ、乗り越えることができたのだと感じます。今でも、当時のことを思い返すと私に寄り添ってくれた皆さんの心遣いを感じて、感謝の気持ちでいっぱいになります。

次の投稿では日本とバングラデシュの産後の違いについて書きたいと思います。

Hi everyone! It is feeling like autumn now. The weather is getting colder quickly. I hope you are all staying well!
It has been a long time since my last post. Today, I want to share my story about giving birth in Japan. I noticed many differences between Japan and my home country, Bangladesh. In this post, I will talk about life inside the hospital.
I had my first baby one year after moving to Japan. I could not speak Japanese then, and my husband worked very long hours. It was hard to find a hospital with English-speaking staff. Also, as a Muslim woman, I wanted a female doctor. Finding a female doctor who spoke English was very difficult.
I found a great doctor, but she moved to another hospital just one month before my due date. We did not have translation apps at that time, so I was very scared. But two English-speaking nurses saved me.
One student nurse was especially sweet. She made a handwritten English guidebook for me with cute drawings. It explained how to labor and how to take care of a newborn. She struggled with English, but she tried her best to communicate. That gave me so much comfort.
Two years ago, I went to a different hospital for my daughter’s checkup. A nurse came to me and asked, “Are you Ms. Jahan?” It was the same student nurse from 18 years ago! She still remembered my name and my daughter’s name. It felt like a miracle, and I was deeply moved.
Japanese nurses give amazing care and support.
I wore my hijab in my hospital room. The staff was very respectful. Male nurses always knocked and told me before coming in so I could put it on. The hospital kitchen also made special meals for my religious diet. I felt very welcome because they tried hard to understand Muslim culture.
This experience was very different from Bangladesh. In Bangladesh, you usually stay in the hospital for only one day for a natural birth. Also, one family member can stay overnight with you. In Japan, you are by yourself.
At first, I was worried about being alone. But the nurses checked on me often and kept me company, so I never felt lonely.
Another great thing about Japan is that they teach you the basics before you leave, like how to bathe and feed the baby. Because of this, I felt ready for daily life. In Bangladesh, we live with a big extended family, so we learn from everyone at home instead of the hospital.
I could get through my hospital stay because of all the wonderful people who supported me. I am still full of gratitude today.
In my next post, I will talk about life after giving birth in Japan and Bangladesh.

4件のコメント

カーンさん、大切な思い出を共有してくれてありがとうございます!

異国での初めての出産。色んな習慣も文化も違うなか、心細いこともおありだったかと思いますが、そこはやはり人との出会いが色濃く残るんだなと改めて思いました✨
そして時を経て、また看護師さんと再会するなんて(^^)素敵な思い出ですね。

私は妊娠中、切迫早産で2ヶ月間入院したのですが、その時にロシア人のママさんが同室になり、いまでも12年経った今でも時々やりとりをしています。また近いうちに連絡してみます(^^)

日本とバングラディシュの産後の違いなど、また記事を読ませていただくのを楽しみにしています!ありがとうございます。

カーンさん

記事をありがとうございます。

素晴らしい医療チームと出会えたとはいえ、
異国でのお産は、不安だったと思います。
よく、がんばりましたね。

バングラデシュは、家にたくさん家族がいるとのこと。
それが、何よりの安心だと思います。

昔、日本もそういう時代がありましたが、
今は、核家族になり、地域のつながりも希薄の中で
出産し、子育てするお母さんも多いです。

バングラデシュが、羨ましいです。

また、気軽にペンを持ってくださいね。

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ABOUT US
カーンローシャンジャハン
バングラデシュ出身。 2002年に来日し、2人の子供を出産しました。 その後、市内の幼稚園に勤め、現在はNPO法人Mother’s Tree Japanでお母さんたちのサポートをしています。 よろしくお願いします☺️