11月1日、秋晴れの空の下、みなとみらいで開催された音楽フェス「ホッチポッチ」にて、抱っこフラ二期生として念願のステージデビューを果たしました。
私の夫はハワイ出身。ちょうどこの日、ハワイから夫の母と養父が遊びに来ており、家族みんなが見守るなかでの特別な一日になりました。

当日は、私の両親と夫の両親でピクニックをしてから会場に向かう予定――でしたが、準備や片付けに夢中になり、気づけば集合時間目前! 大慌てで会場に駆け込みました。
到着して二期生のみんなの顔を見た瞬間、心からホッとした。「仲間がいるって、なんて心強いんだろう」と改めて感じました。
華やかな衣装を着た、たくさんの美しいフラガールたちに囲まれながら、本番前の高揚感と緊張が一気に高まります。
二期生で輪になり「アロハオエ」を歌いながら振りを確認したものの、練習したのに間違えて大笑い。そんな瞬間が、緊張をやわらげてくれました。
いよいよ本番。息子は寝てくれると思いきや、しっかり起きたまま。
順子先生の言葉どおり、笑顔を保つことの難しさを痛感しました。頬がブルブル震えるほど。でも、息子と一緒に練習してきた日々を思い出し、ステージの上では幸福感に包まれました。
抱っこフラを始めてから、自分の中にいくつかの変化がありました。
手の先まで意識した優雅な動き、花柄のドレス、忘れていた女性らしさがそっと目を覚ました。家に花を飾るようになり、心も生活も明るくなった。ステージのために“何億年ぶり”にネイルをし、息子が寝たあとも練習を重ねた。産後、初めて「自分」と向き合えた時間だったと思います。
ママ友のいなかった私にとって、抱っこフラは初めて「母として」「一人の女性として」仲間とつながれた場所でした。週に一度のレッスンが待ち遠しくて仕方なかった。
世界でいちばん愛しい存在である息子に対して、寝不足でイライラしてしまう日もあったけれど、抱っこフラに出会ってからは「可愛くてたまらない」気持ちがさらに膨らみました。
ハワイにルーツを持つ息子のためにも、フラを通してハワイの文化に触れられたのは何より嬉しいことでした。
そして偶然にも、この日ハワイ出身の義両親が見に来てくれたことも、心に残る出来事となりました。
ステージを終えた後、夫から「また恋に落ちたよ」と言われたのも、ちょっと照れくさいけれど最高の褒め言葉です(アメリカンな表現ということで、良しとしましょう!)。
抱っこフラという企画を生み出してくれた「お母さん大学」に、そしてゼロから私たちを導いてくださった順子先生に、心から感謝しています。
この大人数を一人でまとめ上げる先生の姿には、尊敬しかありません。
帰国のため空港に向かう義両親には、笑顔で「Aloha ʻOe」と伝えました。
私の心の中でも、まだそのメロディが優しく響いています。




























しまった家で読めば良かった。
病院の待合室で読んでいることを忘れて
涙を拭くのに今必死です。
素敵な記事を有難う!
ハワイとの縁の深く、華やかな雰囲気のたまえさん。
これからも一緒に踊ってください。