表紙の写真の裏側。

「おひなさまと、いろはの写真撮らせてー。」〜なにより？可愛いひなまつり〜の表紙に使いたい母。

「ちょっと待って折り紙で頭のとこ作りたい。」

ごそごそと作り始める

いつもの寝る時間過ぎてるが、はるまがまだ宿題してるしいいかと見守っていた。

「できん。持つやつにする」

…

「できん。」

…

「はるま〜おひなさまの持つやつ作ってくれん？」

「いやいや。はるま宿題!!」

「いいよー！」

「良くないよ」

スイッチ入ったら、やらないと気がすまない。

手際良く折り紙を蛇腹折りにして、扇子を作りいろはに見せた。

「持つ所がクシャってなってイヤ」

今度は1本1本切りつなぐのか。芸が細かいのよ。出来上がる。

「わぁめっちゃいいね」

「冠も欲しかったっちゃろ？」

「いや。本当にいいけん。」

聞くわけもなく冠も作り出す。

冠も出来たと思ったが、紐の装飾まで作りたい、はるま。折り紙を糸のように細く細く切って飾る。

母はイライラがピーク。

頼んだいろはは、「ママがイライラしてるから、プレゼント」

おひなさまの飾りではなく、プレゼントを作ってくれてた。

やーっと出来上がり撮った表紙の写真！写真１枚撮るのも我が家は長いのよー(泣)。イライラして怒ってしまってたなと反省。

はるまは、いろはと私に喜んで欲しかったんだよね。書きながら、やっと気づく母。子ども達の、頑張りも母のイライラもひっくるめてペンを持つと良い思い出になるから不思議。