お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

あの頃がいちばん

帰省していた長男、ほとんど家に居なかったけど、お墓参りに行けた。

そして、こんな話もできた。

「家を出て親の有りがたみがわかった」。

帰省した長男がポツリと言ったもんだから驚いた。

「やっとわかったか、上げ膳据え膳で楽してたこと!」。

「そうじゃない」。

「えっ、じゃあ、どんなこと?」

「働きながら子育てやってきたとこ

自分の時間も取れなくて、すごいことだと思う」。

そう言った長男に

私はこう返した。

「ママは今がいちばん楽しい」。

それを聞いた長男は

「二十代のときどんだけ頑張ったかで人生決まるから」。

そう言った。

お腹を空かせて待っている子どももいない今

仕事終わりにジムに行くことも

ふらっと角打ちに立ち寄ることも

ひとり旅に出ることも

自分のやりたいことを我慢しないで、ほとんどやれようになった

でも、子育てとは

自分の時間もなく子どもの予定に振り回されること。

自分の欲しいものを我慢して子どもの物だと糸目もつけずに買うこと。

自分のおかずを減らしても子どもに多く分け与えること。

それが当たり前だった。

それが母としての喜びだった。

今となれば、いちばん楽しい時だったよ。

布団を敷き詰め、家族みんなでひっつきもっつき眠った夜も。

狭い宿舎でみんなの顔が嫌でも見られたあの頃が、いちばん幸せで、楽しかったよ。

今は長男にそう伝えてあげられなかったこと、後悔している。

8件のコメント

比呂子さん

ありがと〜
なんだかね、時が流れると、こんな風に思うんだよ、今、必死にやってること、尊いことなんだよー。きっとこれからも、そんな日々があったことが、自分達を助けてくれるんだろうなぁと思う。

上野さん    

その当時は、必死すぎて、残念ながら気付かないことが多い、日々の尊さを!
今MJプロとなった上野さんは、とってもラッキー!ちゃんと記録できるのだから。
私は子どもが小さな頃の記録を日々綴っていなかったから、沢山失っています。
今を大切に過ごしてくださいね。

素敵すぎますー!

素直に思った気持ちを伝えてくれる長男さん素敵です♡
そして直接伝えられないもどかしい気持ちもすごくよくわかります。母ゴコロの記事読んでくれますように。

沙織さん

ありがとう。
私の母としての思い、いつか成就するといいなぁ。
沙織さんの子育てを母ゴゴロで拝見し、羨ましいなぁといつも思っています。
いちばんのときを一緒に味わわせてもらえ、幸せ〜❤︎

働きながら子育てしているのが、自分の時間なんですけどね!
子育てがあることで、人生が自分のものになった気がしましたけども。
替えが効かないのは、お母さんだけ。(あ、お父さんもかな)

植地さん

子どもと一緒の時間はかけがえのない時間、自分だけの時間も欲しいと思ったけど、それが自分の時間だったんだ!
日々の子育ての時間があるから自分時間として充実した日々だったのか!人生が潤ったのは、確実に子ども達のおかげ!
子育て中は仕事より子どもを優先したのは、自分の代わりは職場に居ても家庭には居ないと言う考えが根底にありました。理解してもらえず、いろいろ言われたこともありましたが、そんな日々を過ごさせてもらえたことは、本当に感謝しかないです。

コメントを残す

ABOUT US
田端真紀
横浜在住。社会人3人+大学生+高校、5人の母。北九州市出身。MJプロ。母フラ、母レレ、母ドラメンバー。みそまるマスター。