たっくんを思うと「胸チュン」のオババ 

1週間もたっくんに会えないと、もう胸が苦しくなる。
こんな気持ち、もう二度とないと思っていたのに…。
ほら、あの胸がキュ~ンとなる感覚。誰にも一度や二度は経験あるでしょ。
ちょっと昔のキュンと違うんだけど、どういえばいいのかな。

「胸キュン」というより、「胸チュン」という感じ。空を見ても、木を見ても、たっくんを思うオババ。
「胸チュン」で思い出したが、最近たっくんは、ママに「おっぱい、おっぱい」と以前にも増しておっぱいをせがむ。
ママが「そろそろおっぱいをやめようかな」と思っていることを、たっくんはちゃんと見抜いている。
娘には「無理しておっぱいをやめることはないよ」と言っている。「自然に離れていくまで、ずっとやればいい」と。

そんなたっくんが、私の所に来たので、
「ママの代わりにオババのおっぱいはいかが!」と胸を差し出すと、
たっくんはニヤニヤ笑いながら、パクリと私のおっぱいをくわえた。やったぁ~!
しかし、ものの何秒もしないうちに「いらんわ」という感じで
「ナイナイ!」と言いながら私のおっぱいをさっさと片付けた!
たっくんにもおっぱいを選ぶ権利があるわけだ。

あ~、ぐやしい。それも私の「胸チュン」の原因になっているかも。
それにしてもたっくんがママのおっぱいを飲んでいる顔って、ホント幸せそう。

たっくんが生後3か月の頃、「親子のベートーヴェンコンサート」を企画した。
イベントの総責任者だった私は、開演前、会場の母親たちに
「赤ちゃんがぐずったときには、おっぱいを飲ませていいですよ」と言った。
母親たちはびっくりした。

おっぱいを飲ませながら、世界的なオーケストラの演奏を聴くなんて、前代未聞。
ママの腕の中でベートーヴェンの『田園』を聴きながら、おっぱいを飲んだ赤ちゃんたちにとっては、
ママの腕の中こそが田園風景だったんだろうな。
会場に参加したひとりとして、たっくんも一生忘れないでいてくれるかな。

たっく~ん、オババのおっぱいは「田園」というより、田んぼ?

「枯れすすき、秋を感じるおっぱいかな」

(オババの育児日記/2006年11月号)

 

ベートーヴェン・オーケストラの子連れコンサート

1000人の親子が、ベートーヴェンの田園に感動

 

みなとみらいホール(横浜)、シンフォニーホール(大阪)