お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

家族で繋ぐ、命の力と幸せのお産 

上の子2人(小4男・小1女)も吉崎助産院でお世話になり、待ちわびた3人目の妊娠は1年半前のこと。

長女の「健診は毎回一緒に行くからね」という宣言通り、わが家では家族全員で通う健診の日々が始まりました。エコーに写る赤ちゃんに目を丸くする子どもたち。院長の吉崎房子さんは、「へその緒はどれ?」「胎盤って何?」と言う

子どもたちの純粋な疑問に、いつも丁寧に答えてくれました。

赤ちゃんの心音を聴く機械に子どもたちの手を添えて一緒に鼓動を感じたり、お腹の上から「ここに背骨があるよ、ここがお尻だよ」と教えてくれたり。吉崎さんは、お腹の中にいる時から、子どもたちが赤ちゃんを「一人の家族」として実感できるよう導いてくれました。おかげで、家族みんなで新しい命を迎える心の準備が整っていきました。

迎えた出産当日。家族が見守るにぎやかな空間で、私は赤ちゃんと深く対話しているような不思議な感覚に包まれていました。吉崎さんの「赤ちゃん、上手に旋回しているよ」という声。その直後、コトッと赤ちゃんの頭が動く感触があり、身体の内側から突き抜けてくる赤ちゃんのすさまじいパワーを全身で実感したのです。それは、単なる痛みではなく「生きようとする力」そのものへの感動でした。

痛みの中、吉崎さんのやさしい声と、さすってくれる手のぬくもりが、どれほどの安心感をくれたことでしょう。その手からは、私と赤ちゃんを信じて寄り添ってくれる、プロとしての強さと慈しみが伝わってきました。

無事に産声を聞いた直後、湧いてきたのは「もう一人産みたい!」という瑞々しい気持ちでした。

溢れるほどの安心感と達成感、そして赤ちゃんに会えた喜び。吉崎さんと家族の絆に支えられ、命の神秘を全身で体感した、最高に幸せなお産となりました。

産婦・縄司真衣

吉崎助産院(福岡県久留米市城島町西青木576-1)

お母さん業界新聞3月号 お産処