ある晴れた秋の日。
駅までのいつもの道を急いでいると
前方にお母さんと1歳…そうね1歳10ヶ月くらいな(個人の感想です)小さな小さなおともだちがおててをつないで歩いていました。
おともだちはなにしろ、自分で歩けること、周りに見えるもの、聞こえるものが嬉し過ぎて、上を見たり下を見たり、右を見たり左を見たり、あっち向いたりこっち向いたり忙しい😊
せっかくのあんよもおぼつかないし、
おててつないでなかったらとうにひっくり返っているでしょう。
お母さんは言います。
「前を向いて歩いてね」
上を向いて歩こうっていう歌はあるけど、
世間的には「前向きに歩く」のがツウってもんです。
でもおともだちは、上を向いたり下を向いたり右を向いたり左を向いたり、ものすごく忙しくてうれしくてやめられません。
お母さんの気持ちはとてもわかります。
道は危ない。
自転車も、時には車も、
びゅんっと音を立ててやってきます。
道を歩くということは危険なのだ、しっかり歩くということを身につけてもらいたい。わたしもこどもたちが小さい頃そう思っていました。
しかしこの日は、
上を向いたり下を向いたり忙しすぎる小さなおともだちに感動しました。
忙しいのです。
小さな人たちは感動で、喜びで、楽しくて、忙しいのです。あれは何?これはなに?なんだろう?どうしてだろう?
見るもの聞くものがこんなに新鮮で嬉しい時期が、人生のうちにほかにあるのでしょうか。ありません。
わたしたちはついこないだまで、
360°全方位型興味関心喜びでいっぱいだったんだ
思い出して欲しい
そんな頃のきもちを
思い出せるのでしょうか
いつからわたしたちは「慣れ」と「あきらめ」「当たり前」と仲良くしだしたのでしょうか
思い出そう
どこまでもどこまでも行きたかったきもちを
たった一瞬の出会いが
こんなに感動で
元気が湧くこと
いろいろ感謝しつつ
私が小さなおともだちからもらった感動が
どうかみなさんへ届きますように
たまこさん、私には、この記事を読み、
たまこさんが武道館の真ん中で、おしゃみを弾いてらっしゃる姿が浮かんでしまいました。
360度の全方位の幸せを、感じて生きていきたいです。
植地さん、いつもわくわくして拝読しております
そして武道館…
植地さんかっこいいです