お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

宇宙旅行特別編

宇宙旅行から早3日。地球時間ははやく、一時感傷的だった娘はいつも通りのマイペースに。夫は通常出勤、残業多しの日々。

ちなみに夫には「おしゃべり禁止法」を出され、自宅で静かに養生するように言われています。ですが「静かに」って私にとっては難しいです。

そんななか3日振りに術後の状態確認のため病院の外来診察に行ってきました。
つい先日まで生活していた病院。病室からよく眺めていたバスに、自分が乗って病院へ行くのは何だか不思議。宇宙旅行中に出会った思い出深い人々のことも思い返しながら受付をしました。

最終日に出会ったまもなく2歳になる女の子とお母さん。退院日とあり、少し興奮気味に6時の起床時刻に起床しました。看護師さんの検温チェックまでは時間があるため院内を軽く歩いていた時に、二人に出会いました。朝から抱っこの姿だったので、大変だなぁと思いながら挨拶だけしました。
その後、病室に戻ったのですが廊下から女の子のぐずる声が聞こえてきます。持参していた雑誌「母の友」には読み聞かせ頁もある!これを読んだら女の子の機嫌もなおるのではと思いつき、再び廊下へ。

「あの、良ければこちらお貸しするので読んでみませんか?お子さん向けのページもありますよ。」

「ありがとうございます。実は今日手術で昨日から入院しているんですけど、全然寝てくれなくて。本人も自宅でないことがわかるようで、病室にいると落ち着かないのか夜からずっと抱っこして歩いているんです。」

歳を訊ねるとまもなく2歳。決して抱っこが楽な年齢ではありません。ちょうど女の子と同じくらいに私は娘の抱っこを卒業していたなとかピンクのアンパンマンのパジャマ姿に、娘もアンパンマン好きだったことなど一気に当時を思い出しました。

結局、雑誌をお貸しするには至りませんでしたが連絡先を交換し、興味がありそうなページを画像で数枚お送りしました。

すると「不安な入院でしたが、素敵なご縁もあり私はラッキーでした」とのお返事。

大人の私でも不安続きだった入院。病院では小児の入院の様子も度々目にしました。お子さんの入院、それに付き添う保護者の気持ちも痛いほど伝わってきました。
雑誌「母の友」の表紙にある「子どもは大事、わたしも大事」との言葉が今回出会ったお母さんへエールとして伝わってくれたらいいなと思った朝の出会いでした。