スタートは名古屋
一度は行ってみたい、と思っていた、伊勢神宮。
昨年、出雲大社に一緒に旅行した、3人組で、今年は伊勢神宮への旅行を計画。
2週間ほど前から、人に会うときはマスクを徹底、絶対に体調を崩したくなかったのです。
私のわがままを聞いてもらい、友人2人は先に名古屋で観光をしてもらい、夕方合流。
そしてまずは、腹ごしらえ、ひつまぶしを食べてから。しかもせっかくなので、老舗本店で。
明治6年創業 あつた蓬莱軒本店
愛知県名古屋市熱田区神戸町503
レンタカーで、名神、東名阪、伊勢道と走りました。
懐かしいな、夫の実家が和歌山なので、この道は馴染みがあります。
帰省の途中で一度だけ、「伊勢神宮に寄ってみたい!」と伝えると、却下されたことがあります。
夫にとっては、通り道、早く地元に帰りたい、という気持ちがよくわかります。
でも、私は行ってみたかった。
あの頃の願いが、今、叶おうとしているのか、と思うとなんとも感慨深くなりました。
1日目、伊勢神宮を堪能せよ!
4:00起床。
これは、後から解説しますが、実はこんなに早く起きなくてもよかったのに、という思いを抱きつつ、でもこの時間に起きたからこそ、という気持ちもあります。
今日は1日、伊勢神宮を楽しむことにしており、二見浦→伊勢神宮(外宮)→伊勢神宮(内宮)→猿田彦神社→倭姫宮 あたりを予定。
5:00出発。
早朝、というかまだ夜中。
真っ暗な中、車を走らせて、二見浦へ向かいました。
伊勢神宮の参り方として、王道、二見興玉神社へ。
まずは夫婦岩を拝み、禊です。
二見浦は、伊勢神宮の物語のはじまりの場所といわれています。
伊勢神宮の内宮(皇大神宮)ができる前、
倭姫命が天照大神をお祀りする場所を探して旅していたといわれています。その途中、御神体を乗せた船が最初に停まったのが「二見浦(ふたみのうら)」でした。
しかしながら、真っ暗すぎて、写真が不気味ですが、こんなに早い時間でも、参拝している人がいました。
二見興玉神社には、たくさんの「かえる」がいまして、無事かえる・貸したものがかえる・若かえるなどの縁起がよいものだそうです。
お口の中に手をつっこんで、おみくじをひきました。
5:50外宮を参拝。
天照大御神にお食事を供える役割を持つ、食の神様、豊受大御神から。
真っ暗だけど、参拝客は少なくない。神社のお勤めも早くて、ちょうど社務所が開く時間だったようです。
そして、ここでいきなりの誤算。
外宮を参拝時に、垣内参拝をしたいとおもっていたのですが、なんと、日の出後に始めます、とのこと…!
日の出をここでまっていては、内宮にある宇治橋からの日の出が見られない。
この時期、内宮の入り口にあたる宇治橋にある鳥居からちょうど太陽が上るというので、それを見たかったのです。
予定変更!垣内参拝は一旦諦めて、内宮へ行くことに。
6:45内宮へ。
すでに鳥居の前には人が並んでいて、昨年も同じ時期に来たと話している人たちがカメラを構えて立っていました。私たちも、そのまま鳥居に向かい立っていました。
すると、守衛さんが近づいてきて、「今日の日の出は7時45分くらいだから、まだまだですよ」と。
1時間もある。
場所取りをして、いい位置で撮影も捨てがたかったのですが、まずは、お参りをすることに。
実は垣内参拝をするために私たちは、正装、ヒールであるいていました。
砂利の敷かれた道は、大変。
それでも、階段を上り、神様の前へ。
まずはお参りに来られた感謝と、それから、平和を祈る。私の大切な人たちが笑顔でいられますように…。
結構ゆっくり歩いてきたので、日の出の時刻が迫ります。
鳥居に戻る途中、「内宮でしか手に入らない御朱印帳を買う」予定でしたが、8:30から販売。
…。
ということで、とりあえず、鳥居へもどります。
ちょうど日の出の時刻。
そして。
太陽が山の際からほんの少し現れただけで、その場はあたたかくなり、
素晴らしい光景です。
太陽を見て、神様だと思った人々の気持ちがとてもわかりました。
神々しく、尊く。本当に素敵な時間でした。
しっかりと目にも心にも焼き付けて、そうして、私たちは再度外宮へ。
8:20二度目の外宮。
垣内参拝。
9:00二度目の内宮。
垣内参拝。
黄色の御朱印帳をゲットする。(なんでこれ、外宮で売ってないんですか泣)
ここで御朱印を押してもらうという判断もできましたが、やはりそこは外宮からでしょ、と、
迷わず外宮へ戻ることに。
9:20三度目の外宮。
御朱印をいただく。
9:50三度目の内宮。
御朱印をいただく。
目標を達成し、一安心!
この辺りまで来ると、すでに観光客も増え、朝の風景とは全く違うものに。
朝早く起きてよかったと思うのでした。
さらには、三度ずつ外宮と内宮とを参ったわけですが、
最後に私の心に浮かんだことがあるのです。
それは、
あんなに特別なものとして、待ちに待って、訪れた憧れの伊勢神宮。
最初真っ暗な中で息を潜めて手を合わせたはずの伊勢神宮が、
三度お参りをしたことで、とても身近なものに感じたのです。
ああ、私の生活の一部になってくださった、と思えました。
ありがたいことです。
間違えて結果的に三度お参りをするという経験が、神社との心の距離を少しだけ縮めてくれたのであれば、間違いではなかったね、という話。
この子は外宮にいた鶏。
近くにいた男性が教えてくれましたが、
この鶏は、秋に行われた次の式年遷宮にまつわる祭典で神様にお供えされた鶏だそうです。
10羽あって、お供えされた後、境内に放たれたのですが、
きつね?などに食べられたりして、今残っているのが2羽。
男性はいつも見に来るそうです。
出会えたらとてもうれしいこと。
私たちは1羽だけ見ましたが、堂々としていて、美しいほどでした。
神様を巡る

朝の光は神宮を照らし包む。

写真を撮りまくる友人ふたり。神社はどの場所もベストショットになるくらい美しいです。

豊受大神宮別宮の月夜見宮。

八角にまつわるものを探すみちひらきの神様、猿田彦神社。

猿田彦神社の裏には田んぼが。5月5日に御田祭があるという。
以前、神社はアクティビティーだと書いたのですが、
まさにそう。
手を洗うところから、二礼二拍手一礼の儀式も、御朱印帳も、
おみくじも絵馬も全部、
昔の人もはるばる遠いところから伊勢を目指し、
そうしてたくさん祀られている神様の場所を、行ったり来たりしながら…と思うだけで胸が熱くなります。
伊勢参りを楽しみながら、誰かを想い、祈る。
それがやがて、自分の心をあたたかくしてくれます。
心が満たされて、やっとお腹を満たす

たまごサンドがソウルフードなのかな?あちこちで見かけました。
ふわっふわな厚焼きたまごサンド。

おかげ横丁では、赤福の本店に寄りました。

スタバも伊勢使用。もちろん購入しました。
アプリで、店舗のスタンプを集めています。(集めたからどうなるわけではありませんが、コレクションにいかが?)

駅の近くのお店で夕食をとることに。
1日を振り返りました。
ここでいただいた地酒飲み比べセット。
一緒に行ったまみちゃんが鎌倉のお店で飲んだ!と、
またまた不思議なご縁を感じました。
しかしながら、本当に素晴らしい時間でした。しみじみ。
明日へ続く。

































植地さん
旅した気分になれました~
おかげ横丁の「赤福」の本店!!いいですよね。
あー、近々旅に出たい。ますますそう思いました。
明日の記事も楽しみにしております♬