お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

いのち part2

まだまだ、秘密のお話しですが。

数ヶ月前
 娘の荷物から見つけた遺書。

大学から帰省して、なかなか大学に帰ろうとしない

最初は私は娘が抱えていた大きすぎる荷物に
気付かず、「卒業、大丈夫?」その事が心配だった。
わかってる・・・。その言葉は出ても、
でも悩んでる・・・その言葉まで出てこない。

 言葉にしないとわからない。
でも、どうも様子がおかしい。
 夜1人で出掛ける。何処に行くの?
帰ってくるまで不安が募る。
腫れものに触るような私の言動。

言葉に出来ない娘の気持ち、
遺書を見つけて初めて気付いた。
頑張ろうとしても、もう頑張れない
限界を越え過ぎた娘。
今まで小さなサインはあったのに、
気付いてあげられなくてごめんなさい。

理由は、私は今でもわからない。
無理に聞かなかったから。
苦しかったであろう娘の気持ち。
それだけわかれば私のする事は1つ。

いつからか狂った歯車。
コロナ禍のせいにできたら楽なのに。
でも、同級生が就職が決まる中、更にきつかったね。

遺書があってもいい。
いのちを一緒に持って帰ってきてくれて有難う。
私のところに帰って来てくれて有難う。
もう、その手を離さない。

 「いのちだけは大切にして。
生きて側にいてくれるだけでいい。」

そう伝えると娘は無言だったけど、
 その日から様子は変わった。

 ゆっくりしていいよ。
そう言うと、
好きな時間に寝たり起きたり。
でも、部屋の戸は開けっぱなし。
昼間だけど、可愛い寝顔。
まるで、お腹の中にいるみたいだね。

好きな裁縫をしたり、ピアノを弾いたり。
姉妹同士の笑い声。
私は幸せな母。

頑張って大学は卒業した。
だから、次はゆっくり歩めばいいよ。
今まで走りすぎたんだよ。きつかったね。
母、娘を再出産。 
53歳で難産を経験するのも、悪くない。

何度でも繋ぎ直すよ。だから安心して。大丈夫。
いつかは、この手を離して自分の道を行くでしょう。
それまで、離さないからね。
 
家事をして助けてくれる貴方を頼りすぎて、
手を離せなくならないように、母も頑張るよ。

ココロが前を向くまで休んで大丈夫。
母はあなたの幸せな未来を信じています。

 

コメントを残す

ABOUT US
川田理佐子
3姉妹のお母さんです。花や観葉植物が好きで、ポカポカ太陽の下で土いじりをする時間に幸せ感じてます。子ども達の反抗期も落ち着き成長を頼もしく感じる日々。経済的な悩みも時が過ぎれば過去の事。「真面目に生きてたら何とかなるさ」と、毎日 楽しむことを優先しながら、笑う門には福来るをモットーに子育てに奮闘してます(*^_^*)