お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ヤモリへの手紙

友人が子どもを連れてうちに来てくれた。
その子はまだ小学生。
私たちが話をしたりする間に、退屈するだろうな、と思い、
昔のおもちゃを引っ張り出すことにした。

開かずのクロゼット…開けた。。。

懐かしのシルバニアさま。
娘に写真を送ったら、「なつかしい〜〜」ときた。

遊んでいる姿がかわいくて、ずっとみてた。

帰り際、せっかくだから挨拶しなさいと、部屋にこもっていた次男に声をかけた。
最初は「知らない人だからいい」と断られた。

「パパも知っている人だよ」と伝えると、それならする、と部屋から出た。

水泳部の後輩です、と友人が伝えると、
「え?水泳部?そんなの職場にあったんですね?」と、驚いた様子。
何度か私から話したこともあるけれど、そういう記憶はないものですね。

あとから、挨拶してくれてありがとう、と伝えると、
パパの知り合いだから、と言った。

 

この日、おもちゃを探していて、なんと、虫かごが大量に出てきた(大笑)

それから、虫かごと一緒に、小さなメモ紙が出てきた。どうやら次男の書いたものらしい。

「やもちゃんへ きみがいなくなってから、さびしいです。ありがとう。しあわせになってください。」

だって。
まるで初恋の君に書いたような、ラブレター。
小2くらい。かな。

うちの家の窓に張り付いていたヤモリくんを、彼は大切に「飼って」いたらしい。
そうだ、
そういう子だったし、
今も、変わらない、パパの記憶はないけど、パパを思う、
やさしい子なんだと、
思った出来事。


やもちゃんへの手紙を書いた頃の次男。今の写真はおあずけ。