ドールハウスで思い出す母から教わった人形のドレス

 

 

モノトーンでまとめた大人シックなドールハウスが作りたくなったので

夜中に手元にあったチュールレースと白い布を

目分量でつなぎ合わせて

ちくちくとドレスを縫った

ウェストの部分に銀色の花の飾りと

肩口にパールをあしらう

型紙などはなく我ながら簡単に作れたものだなぁと

自画自賛で感心したけれど

そういえば

幼いころにサンタさんからもらったバービー人形の

洋服の作り方を母から教わったことを思い出した

 

どうしても人形の新しい服が作りたくて

針を持ったのは

まだ小学校に上がる前だったと思う

 

はじめは

輪っかにした布の上の部分にゴムを入れただけの

簡単なスカートしか作れなかった

 

少しずつ母に教わりながら

やがてスカートは長くなり

胸元をゴムで押さえるプール上がりのバスタオルのようになった

そのうち肩ひもが付きキャミソールワンピースへ

袖を付けることを覚えて

ドレスやワンピースへと進化していった

 

人形の服もいつしか作らなくなっていったけれど

一度習得したものは

それがどんな昔のことでも

身体が覚えているようで

何十年も経った今

ドールハウスのドレスを作るのに

母の教えが役に立っている

 

 

土台はホームセンターで集めた木材を切り揃えて

ボンドでつなぎ合わせたあとに

黒のアクリル絵の具を薄く塗って仕上げた

 

ちなみに

うちの父親は日曜大工が得意だ

 

どうやら

私のクラフト魂の中には

両親の血が色濃く流れているらしい

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

八木橋 真心

日本文化をこよなく愛する2児の母。 川柳創作3か月で全国紙デビュー。以降、毎月自身の川柳コラム掲載中。 笑いあり涙ありの子育てを川柳を交えながら、ブログ、FaceBook、Instagramで発信中。