恩送りの日

 

もう6年前になるのか。

息子が私のお腹の中にいた頃のこと。

つわりで入院したりぎっくり腰になったり切迫早産で入院したり…周りの人にたくさんお世話になった妊婦だった。

つわりの時に職場の人からもらった手作りの蒸しパン。

パンに添えられていた手紙に優しい言葉がたくさん並んでいて、その最後に「私も妊娠した頃にたくさんお世話になったから、その恩送りをさせてね」と書いてあったのをよく覚えている。

蒸しパンを作ってくださったのは大先輩であったし、妊娠前も妊娠中もそしてその後も私はお世話になる一方でなにもその方になにもお返しできず、感謝の気持ちをつたえるだけしかできなかった。

妊娠中にもらったたくさんの優しさが私にはとても嬉しくて、息子の名前に”優”という文字を入れさせてもらった。

その息子がもう5歳になる。

そして、今日…

第三子を妊娠している友達のご主人が出張。そして、台風の低気圧の影響でお腹もはってしまっているようだ。2人の子どもたちを預からせてもらって妊婦さんにはゆっくりしてもらうことに。

我が子1人と、お友達の子ども2人、子どもたち三人で遊んでいる時ふと、蒸しパンの手紙の”恩送り”という言葉を思い出した。

わたしが妊娠中にもらった恩、あの大先輩に直接恩返しはまだできていないけれど、違う人に恩送りできてる、、、そんな日だなぁと、心の中で思った。

そんなことを考えていると、家のドアがコンコンと。

ドアを開けてみると、同じマンションに住むおばちゃん。

ジュースを3つ持って、「三人で遊んでるのが見えたから、可愛いなぁと思って持ってきたよー。みんなで飲んでね。」と。

恩送りの日だなぁと思っていたのに、またまた優しさをいただいた。

いつも1人の子育てから、一気に子ども3人。賑やかすぎるわが家の中で、私の心はとっても満たされている。

元気すぎる三人と、うっとりしている私。この差にクスッとしてしまうけれど。笑

 

 

 

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

萩尾かつら

2013年の夏、お豆のような小さくてかわいい男の子の母となりました。 ✰***わたしの夢*****✰ トランペットを一生楽しむ! 毎年佐賀バルーンフェスタのボランティアをする! 自分の家で季節の習い事教室を開く! フルムーンチケットで夫婦旅をする!