ある朝、小3長男が聞いてきた。
「お母さん、いつまでマスクしないといけないの?」
学校再開してから、毎日毎日、一日中、夏の酷暑でも、ずーっとマスク。
マスクの中がすぐに汗だくになるような日も、
子どもたちは、一日中マスクをつけていた。
マスクの効果については賛否両論。
一定の効果はあると思うが、
ほとんどしゃべることのない授業中にまでつけ続ける必要はあるのか、とか、
マスクをつけることによるデメリットとか、
結局のところ、誰も明確な答えを持っていないのが現状。
私も、外出する時は必ずマスクをつけるが、
時々、なんともいえず嫌な気分になる。
なんでこんな世の中になってしまったのか。
えも言えぬ閉塞感を覚える。
冒頭の、長男からの質問に、
私は明確に答えることができなかった。
私は、親として、大人として、子どもたちを守れているのだろうか。
大人たちが誤魔化してきたことのツケが、
子どもたちに回っている気がしてならない。
私が日々わが子たちのために考えてしているいろんなことも、
世の中の大きな大きな流れに押し流されてしまうんじゃないか。
そんな無力感にさいなまれる時もある。
だけど、そんな母の気持ちはよそに、
子どもたちは、
「お母さん、おなかすいたー」
と無邪気に言う。
今日も私はご飯を作る。洗濯をする。掃除をする。子どもたちを抱っこする。
けど、その積み重ねが、子どもたちの心を作り、
その子たちがいずれ大人になって、世の中を作っていくのだから、
結局のところ、
私ができるのは、
私がやらないといけないのは、
毎日の積み重ねを続けていくことなんだと思った。
でもやっぱり、マスクはめんどくさい。