お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ぐつぐつことこと美味しくなあれ

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お父さんばっかりいいとこ取りして!

と昔、私の母がよく怒ってました。お母さんが衣食住を整えて、子どもに付き合って疲れた頃に、ひょいとお父さんが現れて楽しいことをして「わーすごーい♡」と人気をさらっていく…(でも片付けはお母さん)。

今となっては両親どちらの事情も想像できるのですが、小さい頃はお父さんは怒らないし、何でもさせてくれる人というイメージでした。

先日、ある勉強会でも「お父さんはいいとこ取りだよね」という話が出ました。
参加者のお父さんが「それは当然です。単純に接する時間が短いから」と答え「だからお母さんたちも距離を置いたらどうですか」と提案されました。

確かに、その会でのお母さんたちは、イライラしてしまう自分を責めたり、自分の声掛けが間違っていたと反省したり、マイナスなムードでした。
その中でズバッと”距離を取りましょう”という提案されて、すごく印象に残っていました。

 

子どもと接する時間が長ければ、小さな成長に気付くし、日常の中にたくさんの幸せがあることも感じられます。
じゃあ、長ければ長いほど幸せかというとそういう訳ではなく、長くなるほど嫌な面も見えてきます。子ども自身の疲れからくるイライラの的になったり、一日中片付かない部屋にうんざりします。特にずっと家の中というのは親子ともにストレスが溜まります。

ある雨の土曜日、主人に子守をお願いしました。
私が夕方に帰ってきてご飯の用意をしていると、主人がイライラしてるのが分かりました。
普段は子どもの遊びによく付き合い、滅多に怒らない人です。

やっぱり子どもとの時間が長いとストレスが溜まるんだなと、勉強会での話を思い出していました。
お母さんが距離をとって、お父さんも距離をとったら…あれ?誰が面倒をみるんだ?と思い、
主人にその話をすると「それが核家族の問題でしょ」と言われ、納得しました。

急には核家族は変えられないし、家族の形が変わらないなら、イライラしないように精神面を変えるとか?それもすぐには難しいよな~と思ってた時、ふと用意してたお鍋が目に留まりました。

ベジブロスってご存じですか?
捨てられがちな野菜の皮やヘタを煮出してとるスープです。
見た目はよくありませんが、貴重な栄養が含まれています。

なんだか家族と似ているなと思いました。

家というお鍋の中で、違う個性を持った人たちが暮らしている。
キレイなことばかりではないけれど、お鍋ごとに唯一の味がでる。

ベジブロスのポイントは色々な野菜を入れること。
違っているからいいのです。アクも旨味に変えましょう。

せっかく同じお鍋に入ったのなら、ぐつぐつことこと美味しくなあれ。

4件のコメント

それが核家族の問題だ、というのも、
ベジブロスも、
納得です。

うちは義母と敷地内同居ですが、そのおかげでなんとかうまく回ってる気がします。
子どもたちにとっても、おばあちゃんが避難場所になってる。

ベジブロスは、まさにその通りですね。
違うからこそ混ざりあっていい味が出る。
その味は家族によって全く違う。

ひとつの記事でふたつの気づき、
ありがとうございます✨

私も来年から敷地内同居の予定です。私の実家なので気楽ですが、親子ゆえの衝突もありそうで…怖い気持ちもありますが、お鍋の具材がより増えたと思うようにします(笑)

ベジブロスを見た時、ことこと煮出す時間がかかる点や、根や皮など見た目が整ってない点が、しっくりくるな~と思いました。家族のメンバーだって違っていていいんだ、と少しづつ多様性を受け入れられるようになってきた気がします。

タイトルからの学びが深い〜!!!
子どもとの距離の取り方、家族の形からの
お鍋のベジブロスで煮出される唯一無二の
「我が家」という味✨アクも旨味に。
ここは本当に大学だなぁ!
木綿さん、シェアをありがとうございます。

うちの子たちは小五、小二と大きくなって
きましたが、小五の息子が発達特性ゆえに
わーっとなる時も…そんな時は、そのまま
向き合い続けるとヒートアップするので、
「お母さん、ちょっと散歩して外の空気
吸ってくるね」と声をかけてから、
外に出て深呼吸するようにしています。

はじめは(これ以上一緒にいるの無理!
辛い!しんどい!!って感じる自分ダメ…)
って思ったこともあったけど、
感じるものは感じるんだもの。

家のなかでも別室で離れるとか、
クールダウンのために距離を置くのは
必要なことなんだと知りました。
そうやってぐつぐつコトコトしながら、
火加減にも心配りしながら、
家族の味がきまってくるのかな。

木綿家も山﨑家もまだまだいいダシ
でそうですね♪(笑)

火加減!確かに大事ですね~!
ぐつぐつコトコトしたい所ですが、気付けばボーボーになっていることも(笑)

私も無理!って思うことがあります。もう何考えてるか分からんし、こんなにぶつかるんだったら私じゃない方がいいんじゃないの!?て発狂しそうになることもあります。

今回は私も主人も煮詰まってしまって、こんな気持ちにならないようにしないといけないのかな…と思ったんですが、まさしく「感じるものは感じるんだもの」ですよね。
今日は仕方がないって受け止めた方が楽になりました。
そしてこんな日も家族の思い出になるのかなとベジブロスを見て思いました(^^♪

美味しくなあれ、は代々受け継がれた魔法ですからね!
きっといい出汁とれますよね。

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ABOUT US
木綿萌
大阪府在住。子育ての目標は「よく動く心と体を育てること」。食を中心に「知ること」が好きですが、行動はちょっぴり遅め。家族の健康は社会の健康。今日もせっせとご飯づくりです。台所は世界の入り口! MJプロ/子ども5才・3才