お兄ちゃんの5年間

今日は次男の誕生日。
5歳になった。

私が二人の息子の母になって5年、
そして、長男が「兄」になって5年。

長男に聞いてみた。
「お兄ちゃんになって5年経ったけど、どんな気持ち？」
「うれしい」
「ほー、うれしいのかあ。具体的には？」

「うーん、直感的にうれしい」

直観的にうれしい。

予想外の答えにびっくりした。
そしてとてもうれしくなった。

ひとりっ子時代が長かった長男。
次男が1歳くらいになったころから、長男に対して何かとちょっかいを出すようになり、
それを長男はひどく嫌がった。
「こいつがいなければいいのに！」といつも泣いていた。

それが今では、
鉄道、プラレール、マイクラ、YouTube⋯
同じ趣味を持ち、毎日2人でケタケタ笑いながら遊んでいる。

兄弟というより、趣味仲間みたいな感じ。

長男も、話が合う仲間が家にいるような感覚なんだろうか。毎日とても楽しそう。

あんなに弟の存在を疎ましく思っていた兄は、
「弟ができてよかったよ」
と優しく笑った。

この5年間、コロナ禍もあり、本当にしんどい時期もあった。
けど、長男のその言葉ですべてが報われた気がした。

今日5歳になった次男は、この一週間、
「あー、12月は楽しいことしかないな～、12月に生まれてほんとよかったな～」
とずっと言っている。

私も思うよ、
君たちを生んでほんとよかったな～。
お母さんになれてほんとよかったよ。