8月9日(土)は、「7月30日~お母さんが夢に乾杯する日2025」のテーマであった「宇宙乾杯!」にちなんで、編集部(お母さん大学本部とらんたん)が、一夜限りの映画館となりました。

この日、上映したのは、『Pale Blue Dot 君が微笑めば、』というドキュメンタリー映画です。
NASAの宇宙船ボイジャーが60億キロの彼方から撮影した地球は、暗黒の宇宙に浮かぶわずか0・12ピクセルの点(Pale Blue Dot)でした。この小さな青い点こそが、かけがえのない「いのちの星」であることを映し出します。
この映画の存在を知った、本紙編集長の藤本裕子。「ぜひ観たい。でも一人で観るのはもったいない」と企画した、映画鑑賞会でした。
「見えないものにさわっている」と話すのは、光を使って⽔分⼦の状態を解析する「アクアフォトミクス」という全く新しい分野を切り開いた、神戸大学のツェンコヴァ・ルミアナ教授。「聞こえないものにさわっている」と、奈良吉野の天河⼤辨財天社の神事を通して、神道における「水」の声に耳を傾ける、天河神社。「感じられないものにさわっている」と話すのは、理論物理学者の佐治晴夫先生。毎日生まれ変わる私たちの細胞、その細胞は水で満たされています。⽣きるとは、毎⽇毎⽇、新しい⾃分で死ぬまで⽣きるということである、と。
参加した方からは、「実は一度観たのですが、横浜で上映会があると知り、娘にも観せたいと思い参加しました」「美味しいお弁当に、アルコールもちょっと。会場の雰囲気も含めて素敵な夜になりました」「深い映画でした。皆さんと一緒に映画を観たこともきっと意味があるのだと思いました」など、高評価。
「いつもの編集部がシアターになり、大きなスクリーンに吸い込まれるようでした。新たな出会いのある夜の会もいいですね。この日は月も、なんだかちょっとロマンチックに見えました。映画は私には少し難しかったけれど、皆さんの意見を聞いて、学びを深められました」。こう話すのは、お母さん大学生の田端真紀さんです。
横浜みなとみらいに突如生まれた小さなシアターでしたが、宇宙規模の視点で、母たちは自分自身と世界を見つめ直す場となりました。お母さんの笑顔こそが小さな青い点に輝く希望。無限に広がる宇宙が自分の中にあると、強く感じた夜でした。(編集部・植地宏美)
お母さん業界新聞9月号

宇宙カクテルこぼれ話
映画鑑賞会で宇宙カクテルを振る舞おうと、準備してきた編集部スタッフ。この日、オリジナルカクテルに使用したのは、制作デザイナーの金子の家で採れた「梅」。
藤本は保存瓶5つに5キロの黒糖とキビ糖を使った梅シロップを仕込んだが、暑さのせいなのか、思いが強すぎたのか、全滅!
私がネットで調べ、氷砂糖を使ってテキトーに仕込んだ1キロはうまくいった。たっぷりの梅シロップができたが、放置しては心配と、実家の母にヘルプ。アドバイスをもらい、実もシロップもきちんと煮詰めて、小分けの密閉容器に移して冷蔵庫へ。
木星のようなまん丸をイメージした梅はシワシワ。だけど濃厚で、ねっとりとした美味しさに。シンプルだけど、梅の爽やかな美味しさにおかわり希望者続出でした!〈宇宙カクテルレシピ〉
・梅シロップ 30ml
・ ウイスキー 30ml
・ 炭酸水 200ml
・梅 1個
・ミントの葉 少量
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