母恋北町(ぼこいきたまち)を調べてみると
母恋はアイヌ語の「ポクオイ(ホッキ貝のが群生するところ)」の転訛。(角川日本地名大辞典より)※「ク」は辞典では小さい「ク」
確かにポクオイと何度か声にしてみるとボコイと聞こえる気もする。なんとも心温まる地名に思わず手を挙げたけれど、元の意味は「ホッキ貝のが群生するところ」だったとは。
でも、その昔、ボコイに母恋と漢字を当てはめた人はきっとお母さんが大好きな人だったんだろう。そして、今に生きる母恋の人たちも、その名に愛着を持って暮らしていることと思う。
母恋駅
JR室蘭本線の終点・室蘭駅のひとつ手前にある母恋北町にある母恋駅。現地に行けないのでサイトを見るとなんともレトロな駅舎に巡り合う。ホームには懐かしい木の階段があるなど昭和の名残を感じさせる小さな駅とある。
また「母恋」の駅名にちなみ、JRの前身の国鉄時代から「母の日記念入場券」を販売し、1984年からは「母の日記念乗車券」としている。乗車券は縦のしおり型で、今年は「お母さんいつもありがとう」「母の日記念 Happy Mother’s Day 2025.5.11」の文字と、花束をやり取りして感謝を伝え合う母子2組のデザインを取り入れている。この情報は来年の5月号のハハコミにどうかな?
母恋めし
母恋の地名から生まれた薄ピンクの風呂敷に包まれた名物「母恋めし(母恋めし本舗)」。見た目のインパクトがすごい。ブルーのネットに入った大きなホッキ貝の殻の中にはホッキ貝の炊き込みご飯のおにぎりが。ほかにも燻製たまご、スモークチーズ、漬物。お口直し(?)の小さなハッカ飴もおまけのようについている。
さっそく、通販サイトを探し出し「母恋めし」食べたいな!とポチするも・・・注意書きには道内しか発送していませんと。取り寄せは断念。食べてみたかったな・・・。推しもんにどうかな?
母恋富士
最後に、母恋富士。室蘭市母恋地区にある標高156mの小高い山。母恋駅から登山口までは徒歩で10分ほど。お母さん大学の登山部には物足りない高さ?
調べることがなければ、知る由もなかった土地。調べてみるとそこに発見があり、急に身近に感じる。母恋の町に想いを馳せる短い旅、楽しかった〜!
そして、室蘭に行くことがあれば、1つ手前の駅で降りてみようと思ったのはいうまでもない。
































北海道って読めない地名がたくさんありますよね!
母恋北町、なんて素敵な町名。
涼子さんの記事を読んで、行ってみたくなりました。