50代を過ぎても私は落ち着きがない。好奇心旺盛と言えば聞こえはいいが、自分のキャパを超え、体力も気力も空回り。そんな姿は、子どもたちには客観的に丸見えだ。
「注意散漫」「現実逃避」「いっぱいいっぱいだな」…それぞれに案じ、私を厳しく突いてくる。私は「子どもから叱られる大人」だ。情けなくて本気で落ち込んでいると、下の子がぐちゃぐちゃに絡まった私の思いを聴いてくれた。
「あいつが厳しく言うのは、母さんが心配だから。俺も同じ。何からしたらいいかわからないなら、簡単やん。一番は下の子たちを見る。なんにも考えんで子どもを見る。それだけで母さんは整うよ」。
ハッとした。一番見たいのに、見失っていたものに気づかされる。
お母さん大学で記事を書くのは、大好きな子どもたちの「いとおしい」を残したい、それだけだった。
私の中のコンパスがどこを向いているかわからない時、子どもを見つめると針が定まる。私にとって子どもたちは、やさしくて厳しい羅針盤なのだ。
「あすかさんも悩むんですか?」悩みっぱなしですよ!「8人もいるのに?」おんなじじゃないんです。今日の子育ては、今日が初めてなんですよ。
さあ、今日も始まった。今の方向はどっち? 子どもたちの顔を思い浮かべる。
……台所だ! お弁当つくろう。
あすか母さんの文章は、いつも「命の音」がします。はちゃめちゃな行間から、子どもたちへの信頼が溢れ出している。これこそが、私たちが一番読みたかった物語かもしれません。(藤本裕子)
お母さん業界新聞2月号 あすか母さんのドタバタ日記
































コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。