お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

すべてのはじまりは交換日記から

福岡県の久留米市で「お父さん業界新聞 みやざと版」を書いています。
家庭の中で起こった子育てや夫婦の様子を記録、
そして記憶していきたいと思い、お母さん大学の門を叩いたお父さんです。
入学の少し前から、夫婦間での交換日記を始めていました。
そのことをお母さん大学の方に話した際、
それを発信するのはどうかと促され、それに乗ったかたちになります。

新聞を書き始めて感じたこととしては、「書く」という目的があるため、
日々起こる出来事一つひとつを丁寧に見るようになった気がします。
単純に楽しい、きついといった感情は
それを言葉にできなければなかなか他の人に伝えることができず、
それをいかに言葉にすると伝わるのかを考えるようになりました。
それは、自分自身を見つめ直すことに他ならず、記事を書くことで、
こういうことで自分は感情が動いたのかと再認識することができます。

「ちっご版」のイベントとして、新聞の「折々おしゃべり会」があります。
ひたすら新聞を折る会ですが、そのときにお母さんたちといろんな話をします。
妻以外のお母さんの話を聞くことなどなかなかないので、楽しませてもらっています。

新聞には、毎月の出来事を中心に、子どもたちの様子、
行った場所、食べたもの、読んだ本など印象に残ったことを書くようにしています。
いろんなことを関連づけることで、
大人になった子どもたちに物語として話をするのが将来の目標です。

そのためハッピーエンドだったり、教訓だったり、
マイナスな出来事も笑いに変えたり…を心がけて書くようにしています。

現在、新聞は手渡しよりも、近所に投函して配ることが多いです。
本当は、顔を合わせて自分たちの新聞を知ってもらいたいという気持ちもあるのですが、
まだ勇気が出せていないというのが本音です。

「お父さん業界新聞みやざと版」
宮里武行(久留米市)

(お母さん業界新聞ちっご版Vol.67 2020年9月号 3面 がんばれ!わたし版編集長)