今日も一緒にいてくれてありがとう/ちっご版12月号掲載 そのまんま家族

ちょっと特別な2020年最後のちっご版。

いつか登場してもらいたいなと思っていた
大好きな伊藤ファミリーが表紙だから。

泰雅くんは「先天性サイトメガロウィルス感染症」なので、

お出かけの時は、何があってもいいように
酸素ボンベを入れた、大きな荷物を抱えて外出する恵里さん。

外出やお友達が大好きな泰雅くんは、今年小学1年生。
公立の小学校に通っています。

「新聞ができたよ」と伝えると
遺漏の手術のために今は入院中とのこと。

「もう寝返りして元気いっぱいですよ~」と連絡がありましたが、
あと3週間入院が必要だそうです。

地域には、いろんな人たちが一生懸命生きていますが、
肩をふれあうこともなく、知る機会もなかなかありません。

でも、恵里さんと話をしていると、

町や日常は、感動ややさしさであふれていること、
生きることそのもののすばらしさに気づかせてくれます。

伊藤家だからこそ見える景色、感じる世界。
一人でも多くの方に感じてもらえたら、うれしく思います。

そして貴重な恵里子さんの母心、
こうして形にしてくれたこと、本当に感謝です。

「今日も一緒にいてくれてありがとう」


息子は、「先天性サイトメガロウィルス感染症」。

聞き慣れない病名が告げられたのは、生まれてきたその日だった。

私は出血がひどく、NⅠCUにいる息子に、会いに行くことすらできなかった。

翌日、医師による詳しい説明があった。
先に泣いていたのは夫。息子と会ったが、どうやって病室に戻ったのか覚えていない。

何もしてあげられない、
苦しんでいるわが子のそばにいてあげることすらできないと、泣いてばかりいた。

退院後も私たちに何ができるのか悩み、将来のことを考えると夜も眠れず、涙が出た。
そんなときは息子にそっとくっつく。するといつの間にか安心して寝ることができた。

生きてそばにいてくれる。
一番大事なことを、小さな身体で教えてくれる。

周囲に受け入れられるのか不安はいつもあるけれど、
歩けない、話せない、そんなことはどうでもよくなる。

夫が帰ればとびきりの笑顔を見せ、がんばって寝返りをしようとし、
嫌なときは願いが叶うまで、何度も首を振り教えてくれる。

この子のおかげで、出会いや繋がりの大切さにも気づけた。

7年半、毎日寝る前に伝えている

「今日も一緒にいてくれてありがとう。
明日も明後日もずっと一緒にいようね。大好きだよ」。

これからもずっと続けていけるといいな。

(伊藤恵里子)

 

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ABOUTこの記事をかいた人

池田彩

お母さん業界新聞ちっご版編集長。3児の母。 「私がペンを持って」 ・日々いろんなことがあるけれど、すべてが宝物になりました! ・お母さんっていいなぁ、スゴイナと感じる力が強くなりました♪