お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

泣いて笑って、心でつながる家族に/ちっご版11月号表紙掲載 そのまんま家族

結婚10年。

3人の娘に恵まれ、にぎやかな毎日を過ごしている。
共働きのため、ゆったりとした子育てとはほど遠く、帰宅後、私は寝るまで立ちっぱなし。

それでも時にけんかしつつも仲良く遊ぶ娘たちを台所から眺める日常に、母になった喜びを感じる。

けんかになるのは上の2人。

マイペースで妹に譲らない長女と、自分の意見をしっかり言う次女とのぶつかり合い。
傍らで、細かいことは気にしない三女が平然と遊んでいる。

はじめての妊娠は流産だった。
妊娠すれば元気に生まれてくるものと思っていた私。

命の誕生は奇跡だと教わった気がして、
長女の出産と同時に「いつも笑顔のお母さんになる!」と、心に誓った。

でも実際のところ余裕がなく、感情で怒ったり、口うるさく干渉してしまったり。
鏡に映った私の、あまりにもキツイ表情にゾッとしたことも。

そんなある日のこと。

「最近怒ってばかり。こんなお母さんになりたかったんじゃないのにな」ともらすと、

「自分で気づくってすごいじゃん。それに、子どもたちは、
いつもお母さんお母さんってニコニコしてるよ」と夫。

普段は口数の少ない夫のこの言葉に、気負っていたものがスーッと抜け、気持ちがうんと軽くなった。

縁あって家族になれた5人。共に笑い、泣き、悩み、喜び、心でつながる家族でありたい。

(文 水城祐子)

お母さん業界新聞ちっご版2020年10月号 表紙 「そのまんま家族」

■メール版 詳しくはコチラ

◆お母さん大学へ入学して、私も記事を書く! 詳しくはコチラ

コメントを残す

ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ