お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ダディ目線 12月号 南国市 正岡直也さん

高知版ダデイ目線12月号

未来にいる素敵なあなたたちに いま、会いにゆきます

                     南国市 正岡直也

わが家には2歳の長男と か 月の次男がいます。長男はイヤ イヤ期の真っただ中、次男も猛 スピードでずり這いをし、つか まり立ちをして手に届く物を何 でもつかみ取ろうとします。お かげで毎日が戦争状態です(笑)。

そんな一日の最後の試練が「寝 かしつけ」です。長男は寝る前 に駄々をこねるので、ぼくたち 夫婦はあの手この手で寝かしつ けます(ほとんど妻がやってく れています。いつもありがとう)。

ある日の寝かしつけで長男が ウトウトしだしたときに、「長男 が小1のときには次男は保育園 の年中さんだな」と未来の息子 たちの学年を意味もなく数えて いました。

そして、「長男が中3のときに次男は中1」と数えたときに、 ふと「そのときには、今ここに いる2歳の長男と0歳の次男に はもう会えないんだな」と、な ぜか寂しい気持ちになりました。

今は、ずり這いやつかまり立 ちをする次男に会えますが、こ の頃の長男には、スマホなどで 動画を見ることはできても、実 際に会うことはもうできないの です。

タイトルの「いま、会いにゆ きます」は、市川拓司さんの小 説で映画化もされました。その 中で、「私の素敵な未来を携えて。 待っててくださいね私の坊やた ち」という手紙が書かれるシー ンがあります。

目の前にいる幼い息子たちに は会えなくなるけれど、この手 紙のように、未来を待ち遠しく 思うような気持ちを持って自分 も子育てに向き合いたいと思い ました。未来にいる息子たちが より素敵な人間になるように、 家族の時間を過ごしていきたい と思います。