お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

食べ物のパワーを貸してもらう時 おっかしゃんリレー㊱

7年前から通っている料理教室があります。

赤ちゃん連れでも大丈夫だったこともあり、三女をおんぶしながら参加したのが最初でした。

教室では昔ながらの和食を基本としており、その学びを軸として毎日台所に立っています。

と大声で言いたいところですが理想と現実がなかなか一致せず、思うようにいかない毎日です。

中2、小5、小2の3人娘がいるのですが、かなりの偏食で野菜嫌い、しかもお菓子が大好き。

食事に関して、対立することもしばしば…。

私も負けじと「パンがいい」と言う子ども達を横目に「はい、ご飯」と強気で攻めます(笑)。

でも、決して押しつけてばかりではありません。

娘たちの様子をみて、基本から離れるときもあります。

それは、食べ物のパワーをかしてもらいたい時です。

ある時、心の中にやる気が失せてしまったのでしょうか。

学校にも行けなくなり、すべてのエネルギーを使い果たしたかのようになっていた娘。

私に何がしてあげられるだろうかと悩みましたが、

まずは好きなご飯を食べて元気を取り戻してもらおうと、大好きな唐揚げをつくりました。

人は、ただお腹が満たされればいいわけでもなく、楽しい食卓があってこそエネルギーとなり、

いろいろなことを頑張れるのかなぁと思います。

いつかは私たちのもとを巣立っていくであろう娘たち。

将来、どんな壁にぶち当たっても、あたたかい手料理で家族を見守れるお母さんになって欲しいなぁと思います。

そのために、小さなお母さんのタネを今から蒔いておこうと、台所仕事はできるだけ彼女たちもまきこんでしています。

それぞれの自分らしい花が咲く日を夢見て。お母さんは水をやりつつ見守っているよ。

(佐賀県鳥栖市在住 中山香月さん)

お母さん業界い新聞ちっご版Vol36. 2018年02月号1面おっかしゃんリレー掲載

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ