お風呂から出た瞬間、扉の前にバスタオルとパジャマがきれいに並んでいました。
置いた覚えのないそれを見て不思議に思った次の瞬間、「ママ忘れとる」と気づいた息子がそっと用意してくれていたことに気づきました。
私なら「バスタオルとパジャマ、忘れとるよ!置いといたるでな!」と元気に声をかけてしまいそう。
でも息子は何も言わず、ただ静かに置いてくれていました。その姿に胸がじんわりと温かくなりました。
脱衣所から「ありがとうー!」と声をかけると、「うん!」と返ってきた息子の声。
照れながらも嬉しそうな表情が、その抑揚からはっきりと伝わってきました。
小さな思いやりに気づかせてもらった夜。
子どもに教えられることは、日常の中にたくさんあるのだと実感しました。
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